村までの案内 〜 悪魔と呼ばれた子供〜
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…」(コクリ)
そう頷いてくれて、俺たちは木陰から女侍達の前に出た。
「白髪の方か、悪魔と呼ばれているのは?」
「そうですみゃ〜、早くどうにかしてくだせぇお侍様」
女侍は頷くと、刀を鞘から抜くとこちらに近づいて来た。
俺は幼女を背後に隠しながら
「…………お前は、こんな小さな子供でも切るのか?」
「………そうだ、姫様から頼まれたことは絶対早急に解決しなければならない」
「………一つ聞くぞ…………その命令内容はなんだ?」
「早急に対処せよとのことだ」
「それは殺すと言うことか?」
その問いに女侍はしばらく黙ったのち、
「………そうだ」
その答えに俺はため息をつきながら
「ハァ………そうか、残念だ」
そして、小さく呟いた。
「ーーー斬刀《ザントウ》鈍《ナマクラ》ーーー」
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