第71話
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できない。
麻生はバスに乗り込み、競技場に向かう。
バスを降りて競技場に向かう途中、あちこちから競技の放送やデパートの壁や飛行船のお腹にくっついた大画面や、テレビ局が臨時で作った屋外中継スタジアムなど、様々な触媒が利用されている。
トボトボ歩いていると、人混みの中から見知った顔を見かけた。
赤い長髪、耳に着けた大量のピアス、右目の下に彫られたバーコードの刺青に、左右一〇本の指にはめられた銀の指輪に、口の端には煙草がある。
ステイル=マグヌス。
イギリス清教の「必要悪の教会」という部署に存在する、本物の魔術師。
そして、その傍には土御門元春や上条当麻もいる。
麻生は何か嫌な予感がしたので、少し迂回して出会わないようにする。
だが、彼らの話している声が聞こえてしまった。
「この街に潜り込んだ魔術師をどうにかしないといけない訳だ。
僕達の手で。」
予想通りといえば予想通りだった。
こいつらがいる所には何かしらの事件が関わっている。
麻生が答えを出すのにそう時間はかからなかった。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・逃げるか。)
そうと決めると、走るようにその場から離れる麻生だった。
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