しろがねVS土くれ
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
った。
「これが秘宝かしら?」
「小さい」
「でも、ケースは立派よ?」
「何で、こんなものが?」
形は、ジャンケンのチョキに似ていた。三人はそれを手に取り、悩んでいると、四人の後ろに10メイルのゴーレムが出てきた。
三人は杖を構えて、一斉に魔法を放った。
「ファイアボール!!!」
「ウィンドウ・アイシクル」
「当たりなさい!ファイアボール!!」
全弾命中するが効かないのか、拳を大きく振り上げて地面に叩きつけた。
四人は振り上げた時に遠くに逃げることが出来て誰も怪我をしなかった。
「逃げましょう!タバサ!!」
キュルケの声にタバサは頷き、指笛を鳴らしてシルフィードを呼んだ。
二人は、シルフィードの背に乗り。まだ乗っていないルイズに腕を伸ばして
「ルイズ!逃げるわよ!捕まって!!」
しかし、ルイズは
「嫌よ!貴族は背中を見せて逃げるなんてあり得ないわ!」
そう言うと、1人でファイアボール(爆発)をし始めた。
だが、ゴーレムは拳を振り上げアッパーカットをルイズに当てようとした。
その瞬間、
ドコンッ!!!
ルイズを押し出してナルミが代わりにその攻撃を受けることになり、ナルミの体は空中に飛んだ。
三人はそれを呆然と見ていた。
ルイズにいたっては涙を流し悲鳴を挙げている。
「アアアアアアアアアアァァアアァア!!!!!」
(私が………私が弱いから!……私が弱いから!ナルミは死んじゃった!!!私が!私が!)
ルイズは立ち上がり、攻撃を再開した。
その破壊力はついさっきより強大であったがゴーレムは止まることも壊れる事もなく。
再び、拳を大きく振り上げて同じようにアッパーカットをルイズにしようとする。
ルイズは諦めていた。
(私が弱いから、何も出来なかったなぁ…………………お父様、母様、エレオノール姉様、チイ姉様)
そして、
「ナルミ………ゴメンね」
ルイズは目を閉じた
ドコンッ!!!
しかし、いくら待っても衝撃は来なかった。
ルイズは目を開けると、目の前にゴーレムの拳が止まっていた。いや、正確には落ちていた。
何があったのか解らず、呆然としていると、頭の上に何かの感触があった。
そして、
「諦めずに、よく頑張ったなぁ。ルイズ?」
その声は言わずもがな、ナルミの声だった。
ルイズは声のする方を向き、ナルミに抱きついた。
そして、涙声で
「死ん……だ……かと………思っちゃ…………ったじゃ……ない…………バカ!!」
泣いているルイズを優しく撫でながらあやした。
それを空から見てた二人は驚いていた。
「ねぇ、タバサ」
「……………」
「彼は、一体何者何でしょうね?」
「わからない」
「それに、ダーリンの髪の色がいつもと違うじ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ