しろがねVS土くれ
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バサは読書を止めて、ナルミの方に向いた。
その視線に気付いたのかナルミは前を向いて
「どうしたんだ?」
「率直に言う、貴方は何者?」
タバサはシルフィードから聞いたり、視力や聴力を共有化にしていたがあまりいい情報は手に入れることが出来なかったので、直接聞くことにした。
「それは、どういう意味だ?」
「貴方は人間ではない」
「「「ハイ?」」」
その言葉を聞いたルイズ、キュルケ、ロングビルの三人は疑問符を出した。
ナルミは言うべきかどうか悩んでいる。
「いや、確かに俺は人間であって、人間ではないがなぁ………」
「ちょっとそれ、どういう事よ!?」
「そうよ、ダーリンが化け物だとでも言うの?」
「けど本人は認めている」
「化け物って言えばそうなのかもなぁ……」
ナルミは1人そんなことを呟いていた。
「と言うか、いきなりどうしたのよ?タバサ」
「そうよ、どうしたの?」
話の中心であるナルミは頭から煙を出すほど悩んでいた。
そんな彼をほっといて、三人は話を続けた
「彼の行動をシルフィードに監視させた」
「人の使い魔に何してんのよ!?」
「まぁまぁ、落ち着いてルイズ。それで?」
「彼の体はおかしい」
「そりゃあ、ナルミは足は義足だけどそれ以外は普通でしょ?」
タバサは首を左右に振った
「それ以外にもある。彼は傷の治りが早すぎる、包丁で深く抉れて仕舞ったときもすぐに傷口が塞がった。」
「そう考えるとダーリンは何者しょうね?」
三人で考えていると、
「さあ、皆さんここからは荷馬車では行けませんので歩いていきますよ」
全員が荷馬車から降りてそこから歩き始めた。
「なぁ、ルイズ」
「何よ?」
「今回は何を取り戻すんだっけ?」
「あのねぇ、聞いてなかったの?」
「すまん」
「今回盗まれたのは、『魔弾の射手』と呼ばれる秘宝らしいわ」
「フーン」
「二人とも静かにしてください」
「「スミマセン」」
「私達の目の前にある小屋が、フーケの居場所だと言うのが証言です」
そして、ロングビルは周りを捜索してきますと言い、この場を離れていった。
ルイズ、キュルケ、タバサは固まって作戦会議をしていた。
「………これが小屋の見取り図」
「この場合、一番速い人の方が良いわよね♪」
「それじゃあ、ダーリンかしら?って…………………ダーリンがいない」
三人は周りを見ると、ナルミはいなかった。
もしやと思い小屋の方を見ると、ちょうどナルミが入って行ったところだった。
「あのバカ犬は!!何してんのよ!?」
「あっ、ダーリンが出てきた。」
「手に何か持ってる」
ナルミは小屋出てくると、持っていた秘宝らしきケースを持っていた。三人はナルミのもとに近づき、そのケースを開けさせると、小さな布で巻いた包みがあ
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