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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第26話 忍者?フウマ?
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角から 連中を視てみるためだ。
「って! 値段の問題じゃないヨ! オイラは情報を売った挙句、恨まれるのにはゴメンだって言ってるんダ!」
アルゴは、そう言い返していた。
確かにそれはあるだろう。ましてや、この生と死の世界。情報を売り、そしてその情報が元で壊滅的な被害にあったとしたら? そして、何より 死者まで出てしまえば?その出来事から、下手をすればトラウマになりかねないだろう。
そして、如何に注意書きを書いていたとしても、逆恨みもあり得る。
だが、それを聞いた男達は、決して譲らなかった。
「なぜだ! なぜ、拙者たちが貴様を恨むのだ!? 金は言い値で払うし、感謝もするといっているでござる!! この層に隠された―――≪エクストラ・スキル≫獲得クエストの情報を売ってくれればな!!」
その言葉で全て察した。
確かに、この第2層では初の《エクストラ・スキル獲得》のクエストはある。
β時代だが、確かにあったものだ。
リュウキは、少しばかり厄介なものだったと記憶している。《エクストラ・スキル》については主にNPCが教えてくれる。
ただし、そのNPCは、この スキルを得られる層にはおらず、随分上の方に存在しているのだ。
故に、経験をしていなければ、現段階では高確率で取得するのは不可能だろう。
そして、アルゴが知っているスキルの解除の《フラグクエスト》を売れと言う話だろう。
そう結論づいていた時、男達の声のボリュームがいっそうに増した。
「今日と言う今日は絶対に引き下がらないでござる!」
「そう! あの《エクストラ・スキル》は拙者たちが完成する為に絶対必要なのでござる!!」
2人掛りで、アルゴに詰め寄るが、アルゴも負けてはいない。
「わっかんない奴らだナ!! なんと言われようと、《アレ》の情報は売らないのでゴザ……じゃない! 売らないんダヨ!!」
アルゴはうつりかけてた、語尾を慌てて戻していた。
語尾など、釣られるものなのか? と疑問に思ったが、リュウキは一先ず置いといた。なぜなら、アルゴの最後の拒絶で、ぴりっ……と空気に流れる緊張感が電圧を更に一段階はあげたからだ。
戦って奪う様な勢いになりそうだ。
「ふむ……、他人のトラブルには、とは思うが 顔見知りだし、それに2対1は随分卑怯だな」
リュウキは、そう判断すると、 約5m下にいる3人の間を狙い跳んだ。
そして、砂埃を上げつつも、着地する。この程度の高さであれば、HPゲージが減らないのは確認済みだ。 そして、突然の来訪者に目を見張った男達は驚き声を上げた。
「――何者でござるか!!」
「おのれ! 他藩の一派か!」
近づいてみたらよく判る。その2人組姿は……
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