第19話
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ていると、ドアがノックされ、返事をすると織斑先生が入ってきた。詳細が決定したらしい。
「丹下、多少面倒な事態になった。日程は二週間後。相手は…、『木之本葵(キノモトアオイ)』、二週間後の理由は木之本のISの調整の遅れ」
織斑先生によると、先生は最初同学年の代表候補生、つまり一夏達のいずれかを考えていたが、新鋭の企業が開発したISのアピールの為にと名乗り出たのだとか。
世界のどこに先生の言う一番詳しい人がいても良いよう、世界中に戦闘の映像は配信されるから、またとない機会と踏んだのだろう。
利権と思惑の混じった、大人の世界を垣間見た気がする。
「不満や文句はあるか?あるなら言って構わん」
織斑先生が労るように俺を見る。
「俺は…、どんな相手でも…、全力で戦います。それが、俺に出来る事だから」
「…そうか。ならばいい!丹下、存分に戦え!」
俺の返答に満足した織斑先生は、肩を強めに叩いて出ていった。
「二週間後か…、一夏!ヴァンガードの性能を改めて再確認したい、付き合ってくれるか?」
「あ、ああ!任せてくれ!」
二週間後の戦いに向け、一夏の協力を取り付け、今後を吟味する。
未知の相手に不安を感じそうだが、不思議と今の俺は、ワクワクしていた。
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