暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Bそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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んから聞いた目的とか色々。

「――彼女たちの目的は、誰かの為、か。フェイトのは曖昧だが、テスタメントは誰かの命を救うためと」

「それが嘘偽りでなく事実としても、ジュエルシードを奪うなんてことは許されないわ。それに、ジュエルシードは願いを叶えると言われているけど、実際は歪んだ形でしか叶えないし」

リンディさんの言うようにジュエルシードって変なことばかり起こす。クロノ君もそれに賛同して、「アレははた迷惑な破壊兵器です」って大きく溜め息を吐いた。

「目的に関しては追々本人に問い質すとして。セレネとエオスの話にはちょっと警戒しなければなさそうだ」

私たちの目がセレネちゃんとエオスちゃんに向く。ゲームセンターでのアルフさんとテスタメントちゃんの話を聴いていたっていう2人が話した、テスタメントっていう部隊。0thから10thまでの11人のテスタメントが居て、テスタメントちゃんは4th――4番目だってこと。

「というか、あのテスタメントの実力が下から3番目って。どんだけふざけた連中」

シャルちゃんが頭を抱える。私たちもそれを最初に聴いた時は同じ反応だった。もしテスタメントちゃんより強い人が来たらと思うと、どうなっちゃうんだろうって思う。クロノ君が「エイミィ。テスタメントの映像を出してくれ」って言うと、エイミィさんは「りょ〜か〜い」って半透明なキーボードを手元に出して操作。テーブルの中央に球体上のモニターが浮かび上がって、テスタメントちゃんの昨夜の戦闘が映し出された。

「術式はミッドだね。炎熱変換は割とメジャーだから珍しくないけど、火力は結構強い。デバイスは十字架・・・かな? バリアジャケットだけど、かなり特殊なデザインだよね」

「ああ。テスタメントの共通デザインだとすれば、調査がし易いんだが・・・。とりあえずテスタメントという名前を、犯罪組織関連のデータベースで調べた方がいいな」

なんて言うか場違い感がすごいんだけど、私たち。私の隣に座るアリサちゃんとすずかちゃん横目で見る。そんなことを思ってると、『ちょっと退屈かもだけど、もう少し頑張って』上座に座るリンディさんの左隣に控えてるシャルちゃんから念話。

『えっと、ううん。大丈夫だよシャルちゃん』

『気にしないでいいわよ。まぁ、居たところで役に立つかどうか判んないけどさ』

『そうだよ。出来るだけ協力しないといけないって思うし。それに、協力することでフェイトちゃんやアルフさん、テスタメントちゃんを助けることが出来るって思う』

『『私たちはもう限界かも』』

『セレネ、エオス! ちゃんとして!』

その念話は私たち協力組全員に送られていたようで、私たちはなんにも問題ないんだけど、セレネちゃんとエオスちゃんは退屈だからかあくびを噛み殺してて
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