暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Bそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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、やっぱ。限界があるのよね」
格上の強者との戦闘は、どの鍛錬よりも成長することが出来る。実際にわたしがそうだった。管理局に入る前、というか今でもシャッハや父様のご友人である管理局の騎士、ゼスト様と模擬戦をしていたりする。対ベルカ式の騎士戦は教会の仲間に担当してもらって、対ミッド式の魔導師戦はクロノやリーゼ姉妹に手伝ってもらってる。
「それで十分よ。フェイトやテスタメントに一撃入れたあんたと戦えば、アイツらの動きに慣れることくらいは出来るはず」
「決まり。なのはとすずかもそれでいいよね?」
「「うん」」
なのは達の決意を確かめて、ユーノ達スクライアにも確認を取ると「うん、それでお願い」強く頷いた。今日はそれで解散することになって、アースラスタッフとの顔合わせは明日に。なのは達を居住区画へ案内しているところに、「イリス」前方の角から出て来たクロノに呼び止められた。
「こうして直接顔を合わせるのは初めてか。時空管理局・執務官、クロノ・ハラオウンだ。高町なのは、アリサ・バニングス、月村すずか。そしてスクライアのユーノ、セレネ、エオス。此度のジュエルシード回収への協力、感謝する」
クロノに真っ直ぐ見詰められたアリサを除くなのは達がちょっと怯えた風に「はじめまして」ってそれぞれ自己紹介を始めた。最後にアリサが「アリサ・バニングスよ」堂々と名乗りを上げた。さすがアームドデバイスの持ち主、まるで騎士のようだ。
「クロノ。みんな疲れてるんだ。話は明日にしてほしいんだけど。それともそんな気遣いが出来ないような男の子だったっけ?」
クロノの様子から何か尋問のようなことを始めるんじゃないかって思えて先手で封殺。
「判っている。彼女たちにただ挨拶をしに来ただけだ。モニター越しで顔を合わせたんだ。それなのに明日まで挨拶無しで済ますなんて、なんか居心地が悪いじゃないか・・・?」
「律儀だよね〜ホント」
「「エイミィ・・・」」
エイミィが笑顔を振りまいて「やっほ〜♪」って角からヒョコッと出て来て、なのは達に駆け寄ったと思えばみんなの手を取って握手しながら自己紹介を始めた。
「はじめまして。イリスちゃんと同じくクロノ君の補佐をしてる、エイミィ・リミエッタです♪」
なのは達も応えるように今日で何度目かの自己紹介。あー、だから明日、スタッフ纏めて自己紹介させようと思ったのに。
(1日に何度も自己紹介って、なんか可哀想じゃん)
自己紹介を終えたクロノとエイミィがブリッジの方へ歩いて行くのを見送って、わたし達も居住区へ向かう。で、これから無期間、なのは達が過ごすことになる部屋の前に辿り着いたんだけど・・・
「えっと、ごめん。一人部屋の方が良いとは思ったんだけど、そんなに空きがなくてさ。二人部屋
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