第一部
縮まる距離。
三週間。
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奴が知ってんだよ・・・
あたしだって今は平然そうな顔しかしてられないんだよ!!
ヤバそうな顔をすればまさか!?って疑われるし、逆に睨んでるとまさかのまさか!?って思われるし・・・
普通に何話してるの?状態の顔だといやいや、待てよ・・・ってなるオチになる事が分かってるけどさ・・・
マール『真面目にヤバくねーか?』
リノ「・・・気づかれたら気付かれた」
レオン『リノ?』
・・・いやいや。気付かれたら気付かれたじゃねーだろ明らかに。
もしもエースにバレたら・・・
――――ギュっ
リノ「!?」
エース「リノただいま」
リノ「・・・お・・・お帰り」
後ろを振り返った途端に抱きしめられたかと思うとエースの顔は嬉しそうな表情だけで
さっき、蛆虫どもと話してた形跡も無いようないつもと変わらない笑顔だった
マール『コイツ・・・疑い深くなくて助かったな』
レオン『・・・ああ』
エース「早速行こうぜ」
あたしから離れたエースが、被っていたテンガロンハットの帽子を、
あたしの頭の上に被せる
エース「この先は太陽が熱くなるみてェーだからそれ、被っとけよ」
中舟の帆を畳んだかと思うと後ろに付けていた舟に乗ったエースが、
自分の能力を使ってあたし達が乗っている舟を運ぶ
さっきまで前にいた海賊船をあっという間に追い抜かして再出航をした
この時だけは凄く、申し訳ない気持ちで沢山だった
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