第六話 準備をしておいてください
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の?黄瀬くんしかいないけど。」
自分でやっておいてなんだけどわざとらしい。
バスケもだけど演技も上手くなりたいな〜。
「黄瀬くんと水野くんのことです。」
「だよね。火神はあんなに負けたのに勝てるなんて幻想を思っているの?」
「あったりめーだ!!」
学習しないな〜。
仕方がない。
「だったらバスケが嫌いになるようにしてやる。」
あれ?
みんなが脅えているような?
一体どおしたのかな?
「水野っち。今の見せるの初めてスよね。」
「うん。」
「それなら誠凛の皆さんがなぜこうなったかわかるっスよ。」
「そう言えば黄瀬くんも最初の頃に先輩方みたいな反応をしていましたっけ。」
あの時の顔は忘れられないよね。
「それでは中にご案内しましょうか。黄瀬くんは監督のところに言ってください。」
「了解っス。それにしても水野っち。」
「?」
「海常のユニフォーム似合ってるっスよ。」
「照れちゃうよ。」
「水野くん。顔が赤いですよ。」
クロちゃん。
そんなこと言わないで良いから。
「それでは皆さん。控え室までご案内します。」
本当に海常の生徒みたいだよ。
僕は皆さんをつれて中に入っていくと黄瀬くんがユニフォームに着替えてきた。
「ねぇ。片面でやるの?」
「あっ、はい。今日の試合は学ぶものが無さすぎるからメンバー以外は普段通り練習らしいです。」
「ああ来たか。監督の武内です。それでそちらの監督は?」
やっぱりそうなりますよね。
だって誠凛の監督は監督に見えないしね。
「監督の相田リコです。今日はよろしくお願いしまーす。」
「ああよろしく。海常は軽い調整のつもりだがトリプルスコアなどならないように頼むよ。」
さらっとすごいこと言うよね。
みんなイライラしてるよ。
火神はさっきより闘争心が感じやすくなってるし。
今日の試合ヤバイかも。
「・・・ん?何ユニフォーム着とるんだ?」
「え?」
「黄瀬。オマエは出さんぞ!」
黄瀬くん。
僕と同じようなこと言われてるよ。
「各中学のエース級がころころいる海常の中でもお前らは格が違う。」
はぁ〜。
「お前らまで出したら試合にならなくなってしまうよ。」
ヤバい。
監督
もう限界だ。
「すいません。あの人ギャフンと言わせてくれればたぶんオレ出してもらえるんで。」
ナイスフォロー。
「でも、」
??
「オレを引きずり出すことも出来ないようじゃ・・・キセキの世代倒すとか言う資格もないしね。」
「オイ。誠凛の皆さんを更衣室にご案内しろ。」
ここでお役ごめんか。
「それでは皆さんまたあとで会いましょう。」
「水野くん。黄瀬くん。アップはしといてください。出番待つとか無いんで。」
「それではこれから誠凛高校対海常高校の
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