第五章 StrikerS編
第百二十三話 『訓練の日々』
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中・長距離を制する。
それが私やティアナのポジション、センターガードの役目だよ!」
「はい!」
………………
……………
…………
みんなの訓練をモニターで見ていたシグナムとヴァイスは、
「いやー、やってますね」
「初出動がいい刺激になったみたいだな」
「いいっすね。若い連中の成長っていうのは…」
「若いからな。成長もそれだけ早いしな。まだしばらくの間は危なっかしくてならないがな」
「そうっすね。シグナム姐さんは参加しないんですか?
ランあたりに剣を教えられそうっすけど」
「…私は、古い騎士だからな。
スバルやエリオ、ランのようにミッド式と混じった近代ベルカ式の使い手とは勝手も違うしな。
剣を振るうことしかできない私にはバックス型のティアナやキャロに教えられることもないしな。
そして防御主体のレンにも剣を叩き込むしかできないからな。
ま、それ以前に私は人にものを教えるという柄じゃない。
アルトリア殿も私と同じタイプだが教えるのはうまいからな。
…まして戦法など届く距離まで近づいて斬れ、くらいしか言えん」
「ははは…奥義って言えばすげー奥義なんすけどね。
ま、確かに連中にはちぃっとばかし早いっすね…」
「しかし、腕がなまるから食堂が閉じている時に休んでいる士郎に模擬戦でも頼むとしよう」
「士郎の旦那はコック長のくせに一応二等空尉ですからね。腕は確かっすよね」
「ああ。いつも競い合ってきたからな」
「同じ家族ですもんね」
「ああ」
「…姐さん、アインスさんに士郎の旦那を取られて実は悔しいとか思っていないっすか…?」
「バカ抜かせ。そんな事はない。それに…もしそんなことを言ったらアインスに後ろから刺されかねん」
「あはは…そこまで心が小さい人には見えないっすけど」
「ああ見えて独占欲がかなりあるからな。アインスは」
「そうっすか。まぁなにはともあれお昼が楽しみっすよ。キャスターの姉さんも料理がうまいっすからね」
「ああ、そうだな」
◆◇―――――――――◇◆
それから午前の訓練は終了して、
「はい、お疲れ様。みんな。
個別スキルに入るとかなりきついでしょう?」
「ちょっとというか…」
「かなり…」
「フェイト隊長は他に仕事があるからそうそう付き合えねぇが、あたしは当分お前らに付き合ってやるからな? もちろんフィアット副隊長もな」
「はいです♪」
ヴィータとフィアットがそう言うとスバルは苦笑いを浮かべながら、
「あ、ありがとうございます…」
「私も時間があればシホの教導のお手伝いをします」
「余もだ」
「俺もマスターに比べてやることは少ねぇから付き合ってやるぜ」
「ここに居るメンバーは誰もがそれぞれの分野で強者で
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