第一幕その七
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薬はほらここに」
「胸か」
「つまりは」
「そう。楽しむのよ」
自分の胸を指し示しながらの言葉であった。
「だから恋せよ乙女なのよ」
「さて、じゃあ僕も」
マゼットと呼ばれた農夫も言う。
「愚かな喜びは短いけれど僕の喜びはこれからだから」
「いらっしゃい、マゼット」
ツェルリーナの方からマゼットを誘った。
「そして楽しみましょう」
「うん、そうしようよ」
「歌って踊って奏でて」
ツェルリーナの笑顔での言葉が続く。
「そして楽しみましょう」
「この楽しい喜びを」
「ほう」
丁度この場にジョヴァンニがやって来た。ツェルリーナを見てまず目を止めた。
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