暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
2.居住フロア
未登録型番号
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「うわっ!?」
いきなりだったがどうにか避けられた
『大丈夫かー?』
「こいつ…!」
武器を用意しておいて正解…だったのだろうか?
ま、いいか
運が良かっただけだ
「・・・」
ちょっとイラッときてた事もあってか無言で相手に斬りかかった
ブレードで相手の首の部分を破壊した
不思議なことに真正面だったにもかかわらず相手は避けようとしなかった
「…なんで避けなかったんだ?」
『たぶん相手を壊す事だけしか命令されてないんじゃないかな』
「・・・」
廊下を進む
同じようなやつが何体か居た
『あ、そういえば、お前さっきの奴壊しちゃったじゃんか』
「うん、そうだね」
『あれ違反に入るんじゃないか?』
ちょっとここのルールについて説明する
この地下施設にはいくつかのルールがある
まず仕事をしているロボットを邪魔しない事
次に、人間を殺さない事
次に、ロボットを壊さない事
次に、命令権限を持つ人間には逆らわない事
この4つだ
違反っていうのは、このルールを破ったことだ
「でもあいつ施設に登録してないだろ?」
『うん、あ、そっか』
「未登録型番は監視担当が処分することになってる」
『違反じゃなかったのか』
普通、未登録の奴がここに来れるわけないからな
「お前忘れてたのか?」
『…ちょっとだけ』
「え」
『ほら俺、小っちゃいから記憶容量それなりに少ないんだよ』
「ふ、ふーん…」
廊下を進んだ
途中で出会ったやつは殆どリモストが撃ち壊した
銃って、有利だな
「で、階段と」
『次が3層目か』
「3層目の次は工場フロアか」
『ここにいた奴らが作られてる所だな』
階段を下りていく
降りて少し進むと何かの大きな影があることに気付いた
「…!、何かいる」
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