暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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レゼントは、ビデオの返事と一緒に送るからね。今のは、どうしても今日の内に見せたかったお祝い」
『ありがとう…ありがとね、なのは…士…』
「うん…きっと…きっとすぐまた会えるから…。だから今は、普通にお別れね…」
「あぁ…それじゃあ…」
「「またな(ね)、フェイト(ちゃん)」」
『うん…ありがとう…なのは、士!』
「うん!」
それを最後に、フェイト達との通信が途切れた。
さすがに疲れた俺は、地面に座ってしまう。なのはも近くのベンチに座る。
「はぁ〜…さすがに疲れた…」
「にゃはは…そうだね…。お疲れ、レイジングハート。ありがとね」
〈 All right 〉
「いくら範囲と威力を…落としてても…ブレイカーの連打だから…ね…」
「息も絶え絶えだな、ユーノ」
さっきから大の字のままのユーノに俺は立ち上がって手を差し伸べる。ユーノはそれを掴んで上半身だけ起き上がる。
「でも、ユーノ君のコントロールのおかげで、綺麗に花火っぽくできたよ。ありがと、ユーノ君」
「あははっ、他に魔法使ってなかったから、制御に集中でき…た……あれ?」
「?」
「…ちょっと待てお前。今他に魔法を使ってないって…まさか…」
ユーノの爆弾発言に俺は戦慄した。よくわかってないのか、なのはは首を傾げる。
「…うん、士…そのまさか、だよ……」
「……結界、張り忘れてた…てことか…?」
「え…それって……えぇえぇええぇぇえぇぇぇぇ!!?」
さすがにわかったのか、なのはの悲痛な叫びが響き渡る。
「じゃ、じゃあ…ご近所中に、今のブレイカー打ち上げが…」
「俺の初魔法も…見られて、た…?」
「…ごめん…そこまで気が回らなかった…」
「いや、その責任は俺達全員にある。もっと速く、気づくべきだった…」
ユーノが謝るが、さすがにこれは一人の責任じゃない。だけど…やっぱまずいか…
「ま、まぁ音と光以外に、ご迷惑をおかけしていないと思うけど…もしかして私達、このまま打ち上げ地点に残ったままだと……」
「ひじょ〜〜に、アレかも…」
うん、十二分に…アレだな…
「ぇえっと…と、とりあえず、ユーノ君。肩乗って」
「う、うん」
なのはの言葉に従って、ユーノはフェレットモードに戻りなのはの肩に乗る。
「それでは…」
「せーの…」
「「「ごめんなさ〜〜い!!」」」
そのかけ声と共に、俺となのはは一斉に走り出す。それはもういつも以上に、普段運動音痴ななのはも、これ以上ないという程のスピードで走る。
「……フフフ…!」
だけど、不安感はどこにもなく、その代わりに、何か別の感情がわき上がってくる。その感情を抑えきれず、俺は笑い声をあげる。
「…フフ、フフフ!」
どうやらなのはも
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