暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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せっかくだから、いただきましょ。ほ〜ら、座って」
「はい」
「アルフも、座ってて」
「う、うん…」

そうして皆が座ったところで、エイミィがケーキとキャンドルを取り出してくる。

「誕生日じゃないんだけど、こういう時はやっぱりあってもいいよね!」

といいながらケーキにキャンドルを一本ずつ刺していく。立てたキャンドルに火をつけて……。リンディさん曰く、この習慣はなのは達の世界にもあるらしい。
準備が整ったところで、エイミィが照明を落としていく。薄暗くなった空間に、キャンドルに灯った火が小さく光っている。

「わぁ…綺麗…」
「さぁ、二人で吹き消して」

そう言われて、思わず私達は顔を見合わせる。こちらを見るアルフの顔が若干赤くなっているのがわかる。自分じゃわからないけど、多分私もそうなのだろう。

「じゃ、アルフ…」
「う、うん…それじゃあ…」
「「…せーの、ふぅ〜……」」

私達の息で次々と消えていくキャンドルの火。全部が消えると同時に皆から拍手が送られる。

「あ、ありがとう…」
「あ、あんまりフェイトを照れさせないで…アタシもなんだか照れるんだから…」

アルフの一言に、リンディさん達が笑みをこぼす。
そんな中、どこからか拍手が聞こえてくる。周りの三人はもう拍手を止めている筈なのに、なんで…?
そう思い、周りを見ていると―――

「―――え?」
『あはは、おめでとう。フェイトちゃん、アルフさん。』
「「えぇ!?」」
『今日、そんな記念日だったんだね。私からも、お祝い言わせて』
『僕からも』
『ったく、そんな記念日があるならビデオメールとかで教えてくれてもよかったじゃねぇか』

そこに映っていたのは、どこかの森らしきところにいる、バリアジャケット姿のなのはとユーノ、そしてディケイドの姿の士だった。












『え、えぇ!?これって、リアルタイム通信じゃ…』
『かわいい身内の特別な日だと、管理の注意力も散漫になるものらしいわね?』
『厳密に言えば、0.05秒遅れで繋いでるので、リアルタイムではありませんしね?』

とまぁ、こんな感じで現在、俺達はなのはの提案でアースラと通信を繋いでいる。

『…なのは…士…』
「うん…フェイトちゃん…」
「直接会話するのは久しぶりだな」
『こっちはその…元気だよ。皆、すごく優しくて、なんだか…うまく心がついてこない…』
「きっとすぐに追いついてくるよ」
「心配しなくてもいいんじゃないか?」
『うん…ありがとう…』

「アルフ、元気?」
『あぁ!もうめちゃめちゃ元気さ!』

少し戸惑っているが、ちゃんとフェイトは話しかけてきた。ユーノとアルフも一言ずつ言葉を交わす。

『なの
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