暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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ぁまぁ」
始めは画面が乱れていたが、すぐに元気そうなフェイトの姿が映る。
フェイトからの始めの話は、二通目の返事と一緒に送った物に対する感想だった。
アリサからは映画のDVD、すずかからはすずかの姉である忍さんが撮った写真と本。連休中に撮った一枚が、お気に入りらしい。
俺?俺はその前に、温泉でフェイトと会った時のと、フェイトが本局へ行く前の写真を送っている。まぁ連休中の写真もすずかのと一緒に送っておいたが。
そんな折り、突然なのはが泣き始めてしまった。
「なのはちゃん…」
「なによぉ?泣くような話じゃないでしょう?」
「…うん…そうだよね……そうなんだけど……」
「…一回止めるか?」
「あ、うん。そうだね」
俺の提案にすずかも賛同してくれたので、俺は一時停止ボタンを押し映像を止める。
「ねぇ、なのはは、この子と色々あったんだよね?この子との事で、色々迷ったり、悩んだり、喧嘩したりもしたんだっけ?」
「うん…結構、本気でね」
思い出される光景は、あの桃色の光線がフェイトを包み込むシーン。うん、アレで本気じゃなかったら、結構ヤバいよね。
とそんな無駄思考は置いといて……
「でも、今はちゃんと友達になれて、アタシ達にも紹介してくれてる。フェイトもニコニコ笑ってる」
「うん。なのはちゃん、フェイトちゃんに笑われちゃうよ?悲しい事なんかないのに、なのは、変だね?、って」
「…そうだよね。きっと…笑われちゃう…」
涙を拭うなのはを見て、俺はその流れる涙の理由を、何となく理解していた。
おそらくだが…うれしいからじゃ、ないのだろうか。何度もぶつかり合っていたから、何度も戦いの場で言葉を交わそうとしたから。
今のフェイトと戦っている時のフェイト、その変化の仕方が、本当のフェイトが見られている事が。そんなフェイトと話をできるのが、うれしいのだろう。
「うん…もう平気…」
「じゃ、また始めるよ」
「気を取り直して」
「少し巻き戻してから見よう」
すずかの言葉に、俺は頷いてリモコンを操作する。
「「…………」」
沈黙が続き、俺達の間に緊張が走る。戦場に静かに風が吹く。
「……行くぞ、なのは!」
「…うん!」
俺のかけ声と共に、二つの人影が動く。片方は剣を持って、一方は銃口を向ける。
「これで!」
その銃口から放たれる砲撃。二人の間の空間を裂きながら、一方に迫る。
「甘いわぁ!!」
その攻撃を跳んで避ける。そして落下すると同時に剣を振り下ろす。
「わわっ!?」
「そら!」
避けるように慌てて後退する。着地と同時に半円を描くように剣を振るう。
「くっ
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