暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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、妙にカチンと来る!」
『心外だな、ほめてるんじゃないか、優秀だって』
「嘘付け!だいたいクロノ、なんでそう突っかかるんだ?」
『はぁ?それは自意識過剰というものだろ。それに…それを言うなら、なんで君は僕を呼び捨てで呼ぶんだ?』
「呼び捨てでいいって言ったじゃないか!それにクロノだって、なのはに「クロノ君」とか呼ばれてポッ、とかしてたくせに」
『はぁ!?誰が!いつ!何月何日の何時何分、証拠はあるのか!?』
「その反応がそうじゃないか!」
『なんだとぉ!?』

そこから勃発したクロノ君とユーノの口喧嘩に、横で聞いていた士君は若干笑みを浮かべながら、またこいつらは…、と呟いていた。まぁ、いつもの事なんですが……

「やっぱりいいなぁ、男の子同士は仲良しさんで」
「なのは、それは違う!」
「どこが違うっていうんだ?喧嘩するほど仲がいい、ていうけど」
「何を〜!?」

今度は士君も口をはさみ、ユーノ君は士君に不満をぶつける。士君はそれを軽く受け流し対応している。

『まぁやんちゃ坊主達は置いといて『やんちゃ坊主って言うな!!』、実は今回の通信は、いつものご連絡なのですよ。二人が気になってる、あの子の事』
「あっ、はい!」

その言葉を側で聞いた士君も、ユーノ君を差し置いてこちらに耳を傾ける。

『おととい二度目の公判が終わって、今は判決待ち。その間も、審問とか色々あるけど、まぁ順調に進んでいるかな?詳細は……ほれ、クロノ君』
『あぁ。君達の友人、フェイト・テスタロッサには、事件の重大さから実刑の執行を求める声も出てるが…何しろ、管理局提督と執務官が証言者だ。徹底して、無罪申告、最悪でも執行猶予で収まる範囲で進めてる』
「うん…」
『フェイトの受け答えもしっかりしてるし、ちゃんとデータもそろってる。前にも言ったが、大丈夫だ!』
「うん、ありがとう」

さっき出てきたPT事件で出会った女の子、フェイトちゃんは、今管理局本局で調査と裁判を受けてます。どうやらずっと会えないなんてことにはならなそうなので、すごく安心しています。

『で、お待ちかねの「あれ」はもう送っておいたから、今日辺り届いてるんじゃないかな?』
「ほんとですか!?」
『こんなところで嘘をついてどうする?また返事ができたら、連絡をくれ。責任を持って、彼女に手渡すから』
「うん!ありがとう!」

「あれ」、とは。
フェイトちゃんが現在調査や裁判の真っ最中で、私達とリアルタイムで接触のする訳には行かないので、代わりに、とリンディさんがやり取りできるようにしてくれた、ビデオメールの事です。

フェイトちゃんから送られた一通目の返事で、私達の家族や友達を紹介したいって伝えて。すると今度からは私達三人当てと、魔法関連の事抜きのものとの二枚組
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