暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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んの声が聞こえてきた。

『優れたデバイスである程、使い手が優れていなければ、その性能を引き出す事はできないもの』
「言うなれば、どんなに性能のいいバイクでも、知識のないなのはが乗ったらすぐ事故る、みたいな話だな」
「まぁ、意味合いとしてはそうだね。それにレイジングハートはもう、完全になのはが自分のマスターだって認めてるし」

レイジングハートはユーノ君のその言葉に答えるように、キラリと一瞬輝く。
なんか…ちょっと恥ずかしいかな?

『そう…なのはさんも士君も、魔導士としてのあふれる才能と未来があるわ』
「は、はい…」

あ、この感じ…いつもの来るかな?

『だからねぇ、今の学校卒業してからでもいいから、基本業務の希望も聞くから、やっぱり家(管理局)に就職しない?お給料はいいし、福利厚生ばっちりだし―――』
「リンディさん!前にも言った通り、俺達の世界のこの国では中三まで、つまり十五歳まで義務教育となってる!最低でも、それぐらいまで待ってくれないとこっちも困るって!」
『士君の言う通りですよ、艦長。後で調べた結果、士君の言っている事は本当の事ですし』
『う〜ん、今は小三だから後六年か〜…短いようで長いわね〜…』
『艦長、あちらは出先ですし、無理な勧誘はその辺で』
『は〜い…』

っとまぁ、こんな感じでリンディさんが積極的に管理局への勧誘をしてくる事もありまして。
士君がこちらの世界の実情も知っておいてほしいという要望のおかげか、どこかの商業販売のようなところまではいってませんが……いつかそうなりそうな勢いもどこか感じていて少し不安です。

まぁクロノ君やエイミィさんがストッパー役で止めてくれますから、今のところは大丈夫、だと思いたいです……

『すまないな…なんだかんだ言って、管理局も人手不足で悩んでいるんだ。特に、AAA(トリプルエー)クラス以上の優秀な魔導士は、かなりレアだから』
「そっか…」
『フェイトや君のように、優秀な使い魔持ちだったり、士のような特殊なスキル、レアスキルを持つ者だったら、尚更だよ』

あれ?今おかしな点が……

「まぁそうだな。フェイトがアルフで、なのはが……プッ、ユーノってか?ハッハッハッハ!」
「なっ、士!?僕は使い魔じゃないよ!?一応人間の魔導士だから!」
『あぁ、そうだったか?忘れてたよ。その姿があまりにも様になっていたものでな』
「(カチンッ)んだとぉ〜!」

士君とクロノ君の発言にユーノ君はさすがに頭に来たのか、私の肩から降りて人間の姿に戻る。

「これならどうだ?」
『うん、人間形態への変身も隙がない。やっぱり優秀な使い魔だな』
「ぁあ、もう!!……でも、別に使い魔だからどうこう、て訳じゃないけど…なんか、クロノに悪意を持って言われると
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