暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
20話:いざ、限界まで走ろうか!
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「そう、魔力の収束を制御して。思い切り放出しつつ、外には逃がさない感じで」
「うぅぅ…ちょ、ちょっときついけど…」
「うん、そうだよ…そのまま維持して」
「うっ、うん…!」
おはようございます。絶賛魔法の練習中の、高町 なのはです。
あの事件、ジュエルシードを巡ったPT(プレシア・テスタロッサ)事件(名称はクロノ君から教えてもらいました)から、約二ヶ月。私は普段の平凡な小学三年生に戻る筈だったのですが、色々思うところありまして……。現在はユーノ君のご指導の元、魔法の練習は続けています。
「上手!すごいよなのは!」
「はぁ、はぁ…えへへ、ありがとう」
え?士君?…あぁ、まだ、言ってませんでしたね。士君は今…―――
「……ふぅ〜…すぅ〜……ふぅ〜……」
〈そうです、魔力で自身を強化しつつ、自分の内側にある魔力の流れを感じてください〉
「…すぅ〜…ふぅ〜……」
少し離れた場所で、目を閉じ座禅を組みながら深い呼吸を繰り返しています。どうやら今日は、魔力運用の練習のようで。こちらの練習が終わった事にも気づいていない様子です。
〈…マスター、なのはさんが練習を終えたようです〉
「……わかった…」
士君のデバイスである、トリックスターの声に答え士君はゆっくり目を開ける。座禅を解き、ゆっくりと立ち上がりこちらに振り向く。
「…悪い、待たせたか?」
「あ、ううん。大丈夫」
私がそう答えると同時に、私の服のポケットに入れていた携帯が突如鳴り響きました。少し驚きながら、携帯を取り出す。
「はいもしもし、なのはです」
『は〜い!おっはようなのはちゃん!』
「エイミィさん!」
『おはよう、なのは』
「うん、おはようクロノ君」
電話に出てみると、すぐにエイミィさんの声が聞こえてきた。その後にもクロノ君の声。今回の電話は、管理局の時空航行艦アースラからの連絡でした。
士君がこちらを見ながらスピーカー、スピーカー、とジェスチャーしてきたので、私は二人にも聞こえるようにスピーカーフォンのボタンを押す。
『どうだい?魔法の練習は順調かい?』
「うん、作ってもらったテキストわかりやすいし、ユーノ君は教えてくれてるし」
「俺も同じくだ」
『なによりだ』
今の会話からもわかる通り、私と士君はクロノ君の提供してくれた魔法の教科書に倣いながら(士君は大体読む程度で済ませてますが)練習を進めています。
『しっかし驚きだよね〜!二人とも魔法の基礎の“き”の字も知らなくて、あんなに魔法使ってたなんて!』
「にゃはは、その…きっとレイジングハートが優秀だったからですよ」
『そんなことないわよ』
「あ、リンディさん」
エイミィさんの言葉に答えていると、少し奥の方からリンディさ
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