妖精たちの日常 vol.1
第41話 真冬の夜に
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つも穏やかな笑みを浮かべているトーヤさんの表情は、初めて見る真剣な表情でした。その顔はなぜか赤みを帯びているようにも見えました。私は何を言われるのか少しドキドキしました。そしてゆっくり口を開くと、
ト「・・・えぇっと、ぼ、僕なんかで、よろしかったら・・・つ、付き合ってくれませんかっ!!」
ウェ「え・・・!!」
シャ「!!!」
一瞬、私の思考は止まり、トーヤさんが何を言ってるのかがわかりませんでした。でも、それが理解できた時は顔がトマトのように真っ赤だったと思います。でも、ちゃんと返事をしないといけませんよね。私は大きく深呼吸をして・・・
ウェ「わ、私なんかでよかったら、お付き合い、OKですよ。」
トーヤさんが驚いて目を見開いたのと、
ウェ&ト&シャ以外「言ったぁーーーーーーーーーーっ!!!!!ギャァーーーーーッ!!!!!」
ドドッダッダダダダッ!!と大勢の声と何かが崩れる音が背後から聞こえました。
ウェ&ト&シャ「!!!???」
驚いて振り返ると、ナツさん、マヤさん、ハッピー、ルーシィさん、リョウさん、グレイさん、ユモさん、エルザさん、ショールさん、フレイさんがいました。もしかして・・・今の聞いてたんですかぁっ!!?
ル「ゴメンね、ウェンディ、トーヤ。偶然通りかかったからつい・・・」
ウェ「そ、そんな・・・///////////////」
私の顔はまたトマトのように真っ赤に染まりました。
ハ「ウェンディとトーヤ、でぇきてるぅ〜。」
エ「まぁ、よかったではないか。」
グ「ついに言ったなトーヤ。」
ト「あわわわわわ・・・///////////////」
グレイさんはトーヤさんの肩を組んで意地悪そうな顔を浮かべました。トーヤさんは真っ赤になりながら慌てふためいていました。
フ「おめでとう。トーヤ、ウェンディ。」
マ「天空の巫女と怪物(モンスター)のカップルだぁーーーっ!!!」
マヤさん、おおげさすぎますよ。シャルルは私の腕からぴょんっ!と飛び降りると、まだ顔が真っ赤のトーヤさんの前で腕を組んで、
シャ「トーヤ、必ず、ウェンディを守りなさいよ。」
ト「はい。約束します。」
トーヤさんの言葉にシャルルも頷きました。どうやらシャルルも認めてくれたみたい。するとリョウさんが星が輝く夜空を見上げて、
リョ「おっ!雪だぜ。」
空から白い雪がひらひら降ってきます。
ユ「雪も、ウェンディとトーヤをお祝いしてるんだよ。」
ル「ユモったら、良い事言うじゃない。」
ナ「ウェンディ、トーヤ、おめでとうな。」
ハ「おめでとう!!」
ウェ&ト「ありがとうございます!!」
私にとって今年の冬は最高の思い出
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