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少年は魔人になるようです
第5話 二人は家族と出会うようです
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底上げする物も創ったが、限界が在ったのが気になる。

おそらく感覚の実質は、経験でのみ上がるモノなんだろう。」

「自分で何かする分が無駄にならないのは良い事じゃないか。

頑張っても報われん者など掃いて捨てる程居るのだからな。」

「………そうだな。

ってああ、言わなくても分かってる。憐れんだりなどしないさ。そいつが、そいつの限界に

挑んだ結果だ。そんな事をしたら礼を失するだろう。」


十分上から目線で失礼な上傲慢だと思うがな。


「気にはしてないからどうでもいいが。私はシュウの事しか考えていないからな。」

「Huh!!そっ、そうかい///」

「変な処で照れるな、お前は。で、これからどこに行くんだ?」

「そうだな、やっぱりここは王さm「化け物だぁぁぁぁぁ!!吸血鬼だぁぁぁぁぁぁ!!!」

…………探さなくても良くなったかもしれんな。」

「ふぅ…一体どこがまだまだ余裕なんだ?」

そういや細かい所は原作通りじゃないんだったな、この世界。

自分の曖昧な知識と直感より、能力に頼った方が良い気がしてきたなあ・・・・。


「ま、まあ良いじゃんか。行く手間省けたんだし?ってか、まだエヴァンジェリンだって

決まったわけじゃ「いやぁぁぁぁぁぁ!!離して!離してよぉ!!!」……」


窓の外に見えるのは金髪ゴスロリ?の幼女です、はい。

はぁ・・・鬱だなあ・・・・。


「ハハハハハ……。」

「シュ、シュウ、大丈夫だって。ほ、ホラ!行く手間省けたんだから良いじゃないか!な!?」

「そうっすね……んじゃ、目標其の一。行きますか!!」

「具体的には?」

「素直に渡すなら良し。記憶消すだけ。

渡さないなら、見敵必殺(サーチアンドデストロイ)、ただそれだけだ。」

「何も殺さなくてもいいのでは……?」

「ダーメ。花を手折る奴はその時点で死ぬべきなんだ。そこに慈悲をくれてやるんだから、

感謝して欲しいくらいだよ。」

「お前、前に確かアリアをどうとか言ってた様な……?」

「『撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!!』」

「黒いな……。それでは、お姫様を助けに行くのか?」

「俺のお姫様はここに「そう言うのは良いから!!///」全く…

んじゃ行くか。お姫様とやらを助けに、さ。――ま、適当にな。」


言いつつ窓から出ると、もう十字架型に木が立てられ、エヴァが縛られていた。

さっき見た感じだとまだ壊れてはいない。ならばさて、壊れる前に助けますか。

・・・・・・俺が正しく壊すために、な。


Side out


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