第5話 二人は家族と出会うようです
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が声をかけると、ノワールは吃驚したようにこちらを見た。
「あぅ…シュ、シュウ。いや、ヒック、これはだな。」
「ボロボロ泣きながら何言っても無駄でーす。全く、泣くなって言っただろうが。
俺は偉そうに話しながら、自信ありげに微笑んでるお前が一番好きなんだから。
その他も勿論良いんだけどな。」
言いつつ、ノワールを優しく抱きなおす。
「落ち着くまでこうしててやるから。」
「……ありがとう、シュウ。」
・・・十分もしたら、ノワールは落ち着いたようだった。
「もう大丈夫だ。ありがとう、シュウ。」
「ん、そうか。…あ、そうだ。まだしてなかったな。
おはよう、ノワール。」
「…クスッ、ああ。おはよう、シュウ。
こう言う時はおはようのキスでもした方がいいのか?(ニヤリ」
「なっ…!!?///」
「ふふふ、冗談だ。」
こいつは・・・・少し弄ってやろうか。
「フン、また泣き疲れて寝られたらどうしようかと思ったぜ。」
「フグッ、いや、それはだな……。」
「大体、おはようのキスとか。そんな発想、ホントは冗談じゃなくて、
お前がしたいだけじゃないのか?」
「ふあ?!いっ、いいいいや、私は別にそんな事……ない…ぞ?」
ククク、良い反応だ。ちょっと楽しいぞ。
「おやおや?その反応はなんだ?真剣(マジ)でして欲しいのか。」
「くぅぅぅ、ああ、して欲しいよ!悪いか!!バk――ん!…んん……」
言い終わる前に口を塞いだ。
いやいや、ギャルゲみたいな状況に自分がなってる事もビックリだが、
自分から進んでキス出来る様にすらなるとは。
転生してちょっと性格変わった気がするなぁ・・・・・・。
「はふ……満足か?」
「ふぁ…うぅぅ、フッ、フン!満足げなのはシュウの方じゃないか!!///」
「俺は満足だぜ〜?こんな美女と朝っぱらからキス出来るんだからな。」
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
うん、ノワールのキャラがだんだん崩壊してきたからやめておこうか。
「コホン、さてノワール、少々早いが、エヴァンジェリン探しをしようと思うんだが?」
「むぅぅ、覚えてろよ…!!
…ふう。しかし、まだ時間があると言っていたのはシュウじゃないか。
どうして早く探すんだ?アンサートーカー使えば一発だろう?」
まぁそっちの方が早いし正確だし楽なんだが・・・・・。
「いや、これにばかり頼っていると直感が効かなくなるからな。
いくら能力的、ステータス的に勝っていたとしても、第六感ってのは必要だ。
それに俺の『創造』で感覚系を
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