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少年は魔人になるようです
第4話 少年は力の使い方を学ぶようです
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後はその魔力を少しだけ放出したりするだけなんだが。」

「イメージ的には全身の細い血管通して出す感じでいいのか…?」

「イメージは人によって違うから一概には言えんが……、ああ、そうそう。そんな感じだ。いいぞ。」


言っている間にもシュウは魔力解放を最低限出したり徐々に増やしたりしている。

・・・・こいつは本当に生前魔力に触れていなかったのか?魔力の扱いが上手すぎる気がするんだが・・・

いや、単にこちらの才能があるだけか。


「すごいな。もう制御もできるようになったか。」

「ああ。前の世界じゃ、イメージだけはしていたしな。使えたらこんな感じかなってさ。」


・・・想像力だけでここまでできるようになるのか。シュウのいた日本のオタクとやらは皆こうなのか?

ならば、素晴らしい魔法使いの軍団を作れそうだな。


「で、後は『創造』『付加』『――Briah』でいいんだよな?」

「あ、ああ。最初は簡単な物から創造すると良い。解放量も最低限でな。」

「了解了解。んじゃ行きますか!!」


そう言うとシュウから魔力が僅かに流れ出す。と言ってもそれですら一般魔法使いの10倍はあるのだがな。



「『創造』『付加』属性は光と斬、姿はアーサー王の剣、理想郷の鞘に収まり、故に破壊不可能。

担い手を守護する、天をも貫く騎士王の剣を我が前に!

『――Briah』約束された勝利の剣!」


徐々に創られていたそれが、名を紡がれた瞬間、急速にその生成速度を速める。

・・・・って、なんだこれは!?

付加の内容を見るに、最低数十時間はかかる筈の創造がもう完成しそうだと!?


―――――パリィン!!



と言う音と共に光が砕け、シュウの目の高さに一振りの西洋剣が顕れ、重力によって地面に突き刺さる。


「おおお!すっげぇぇぇ!!適当に言ってみたらマジでエクスカリバーできたじゃん!!」


そう。シュウの前に顕れたのは見た目・中身共に本物とほぼ同じ、騎士王の剣だった。


Side out




side 愁磨


「おおお!すっげぇぇぇ!!適当に言ってみたらマジでエクスカリバーできたじゃん!!」


いや、まさか本当にできるとは思わなかったんで、ハイテンションなのは許してほしい。

しかしすげえな。って、セイバーはこんなでかい物振り回してたのか。流石騎士王だな。

と、俺がテンションを上げていると、ノワールは不思議そうな、難しそうな顔をしていた。


「ん?どうした、ノワール?なんか変だったか?言われた通りやった筈だが……。」

「…ん、あ、いや、そうではないのだ。やり方は正しかった。しかし妙なのだ
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