第4話 少年は力の使い方を学ぶようです
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方が良いしな!!」
「…………」
そんな愁磨を先程とは裏腹に冷めた目で見るノワール。
「と、取り敢えず能力説明頼む。」
「はぁ…、まあいいか。じゃあ説明するぞ。
使い方はいたって簡単だ。魔力解放後に『創造』の詠唱で能力使用が始まる。
次に『付加』で創造物に付加したい能力を単語を並べて行く。これは文で構成してもいい。
付加する能力が強力になるに連れて創造にかかる時間が長くなるから注意しろ。
そして付加したい能力が決まったら『Briah』で創造が」
と、そこでとある聞き覚えのある単語に、愁磨が吹き出してしまう。
冷めた状態のノワールは更に青筋を追加し、愁磨に静かに近寄っていく。
「ハハハハハ!やっぱり創造神とやらも厨二病患者なのか!?
自分はロンギヌスとか使っちゃうんですかぁ!?」
「……少し、頭冷やそうか。」
愁磨の脳天にノワールのアイアンクローが決まり、掌に魔力が溜まりだす。
ギリギリギリ
「ごめんなさいごめんなさい、もうふざけないので説明を続けてください!!」
「全く……で、『Briah』で創造が始まる。まぁ大まかな説明はこれで終わりだな。」
「ホントに簡単だな。細かい説明もしてくれんのか?」
「言っておくが、私は能力のすべてが分かる訳ではないぞ?あくまで簡単な、初歩の初歩くらいだ。」
「……ああ、なるほど。あくまで能力をくれたのは創造主神だからな。」
「まあそういうことだ。私が分かるのは全体の能力に共通する所だけだ。
ああ、因みに開始キーは私が決めたモノだが、変更はできないぞ。
決めたと言っても、お前の記憶にあったモノを使っただけだがな。
補足だが、命を直接創ったり、能力で創りだしたのもから創ることも不可能だ。」
創造神が同類でない事を残念に思いながらも、以外に分かり易い説明に安堵している愁磨。
と言うのも、自分は新しい事をするには些か以上に理解力が無いと思っているからである。
「なるほどな。使い方は分かったが、しかし魔力って言われてもな。
俺は魔力なんて使ったことないから分からないぞ?」
「ああ、そうか。じゃあ今魔力を流すから、まずはそれを感じ取ってくれ。」
そう言うとノワールは、愁磨の胸に手を当てて魔力を流しだす。
初めは何も感じなかった愁磨だが、急に快感に似た強い痺れが体中を駆け巡る。
「ひゃっ……ンッ、あぅ……ッふ、んんっ!!」
「へっ、変な声を出すな!!!///こっちまで変な気分になるだろうが!!
コホン、取り敢えずこれで魔力が分かったか?」
「あ、ああ……。反応が肉体に引っ張られるってのは本当だな。
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