暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第2話 運命は出会い、回り出すようです
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
Side 愁磨

うん、簡単な回想だったけど、テンプレ通りならここは生界と死界の狭間ってとこか?

もしくは天国か地獄ってとこか。


と、考えていると、俺がいつの間にか列の一番前に来ていた。

そこにはダンブルドア校長を神々しくしたような爺さんが居た。

まあこいつに質問した方が早そうだ。――回想しなくても冷静になりゃすぐ分かったな・・・




「何を言っているか分からんが、とりあえず説明してもいいかの?」


あ、申し訳ない。どうぞ。


「ほう、思考が読まれていることには疑問を持たんのじゃな。」


まあテンプレだし、あんたみたいなのにはしゃべるよりこうした方が俺的には楽だし。

普通に話すのって苦手だし?


「テンプレ?…とりあえず、この箱の中から紙を一枚ずつ取ってくれ。」


なんなのこれ?


「これは行き先を決めるものじゃ。天界、地獄、他の世界に転生するもの。一つは期間、転生

の場合は寿命じゃな。

そしてそこで課される労働内容じゃ。」


は?そう言うのって生きてた時の業で決められんじゃないの?


「神と言っても長年生きてきたのでな。ただ仕事をするだけでは飽きてのう。

しかもそれでは罪を犯した者は永劫罪を背負い、同じような人生を送ってしまう。

それでは面白くないのでな、ランダムにしてしまおうと、そういう訳じゃ。」

「……つまりてめえら神様は暇だから、仕事に飽きたから俺ら人間で遊ぼうと。そういうわけ

か。」

「まあそういうわけじゃな」


そう言うとこの自称神はニヤリと笑った。


「ふっざk――」

「おお、居た居た。お主じゃ。そこの前髪の長いの。」


――そこに、あのワンピースの少女、っていうか幼女が居た。


「どうしたのじゃ、アリア。」


と、ダンブルドア(仮)は髪が腰まである銀髪翠眼の幼女に話しかける。

ああ、こいつも神様だった訳ですね。つまり俺は無駄死にだったと。


「いや、妾とて人間界で死ねば死んでいたであろうな。礼を言うぞ、人間。それではな。」

「あ、いやいや気にしないで――――

いやいやいやいやいや!!ちょっと待て!それだけ?俺一応神様助けたんだよね!?

だったら何かしら特典が――」

「何をいうておるか。そなたが勝手に助けただけではないか。

妾の運が良く、そなたの運が悪かった。

ただそれだけではないか」

「ハッハッハ、アリアよ。神と人間の運を比べても可哀相なだけではないか。」

「フフフ、それもそうだな、クルセウスよ。

だがそうだな。下賤なものに借りを作ったままではおれんな。

どうじゃ、行
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ