妖精たちの日常 vol.1
第40話 赤毛の青年
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「ショールがあいつにどこから来たのか聞いたんです。あいつはずーーーーーっと南に行った小さな村の山奥からと答えたんです。でも、ここから南に行けばしばらく海が広がっています。陸に辿り着いても、そこにはもう誰も住んでいないはずです。」
リョウの言うとおりだ。炎の造形魔道士かどうかも、嘘かもしれないからな。
エ「マスター、あんな怪しいやつをギルドに入れてよかったのですか?」
マスターはしばらく黙っていた。
マカ「・・・やつも何か理由があって、ここに加入してきたのかも知れん。それに、あいつの瞳は輝いておった。悪いやつではないはずじゃ。しばらく様子を見ようではないか。」
マスターがそうおっしゃるなら・・・仕方が無い・・・
マカ「何かあったらすぐにわしに報告せい。必ずじゃぞ。」
エ&リョ「わかりました。」
私とリョウはその場を立ち去った。
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みんなのところに戻ると案内は終わっていた。
ショ「どこに行ってたんだ?」
エ「ちょっとな。」
ショ「?」
まだみんなに話すのは止めておいたほうがいいな。
ト「あっ!みなさ〜ん、外を見てください!」
トーヤに言われ見てみると、
ナ「おぉーーーーー!!」
ル「きれ〜い。」
ウェ「もう冬なんだね。」
シャ「猫には寒い季節だわ。」
ハ「あい・・・」
マグノリアの街には雪が降っていた。
グ「氷の魔道士にとっちゃ、絶好の季節だぜ。」
ユ「だね。」
ショ「もうすぐ1年が経つのか。」
マ「時が来るのって早いなぁ〜。」
リョ「俺たちがギルドに加入してからもう1年が経ったんだな・・・」
フ「俺なんて、これから始まるんだぜ。」
エ「もうすぐ、宴が始まる時期がくるだろう。」
それまで、何も起きないことを私は冬の空に願った。
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