第一部
態度。2
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「スー…スー…スー…」
……レオンって、こんな寝息じゃないよな
ていうかレオンは、背中じゃなくていっつも寝るときはあたしの前にいるんだよね。
何か可笑しくねーか?
「見てみてっー!!蟹だぞカニっ!!スッゲーだろぉぉぉ!!」
「おほっホントだ、蟹だ…」
テントの外から聞こえる声に朝だということが分かると、
背筋がゾクゾクッとして半回転をするとあたしの予想は当たっていた
リノ「な…っ…!?
…っ…こ、このォォォォォッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
エース「這這!??」
あたしの後ろにいた蛆虫目掛けて電撃の盾が容赦なく蛆虫に攻撃すると、
あたしとレオンが使っていたテントが電撃で派手に壊れたけど
エース「…何なんだよ…寝てるときに…」
砂の中に埋もれたエースが、
砂をはらって不機嫌そうに起きだしたけどあたしの顔を見た途端に腰を抜かしたように砂の上に座った
エース「リノ…?!」
リノ「何でテメェーがいんだよッッッ!!」
エース「え、い、いやそれは…!!」
リノ「あたしの前に現れないでよ!見るな!喋るな!息すんな!!さっさと消えろ!!」
エース「は…!?ちょ、息すんなつったら俺、死ぬぞ…」
リノ「死ねッッ!!だから蛆虫は嫌いなんだよッッッ!!」
ナミ「リノ…!?」
ビビ「どうしたんですか?!」
多分、あたしの電撃の音を聞きつけたナミたちが起きて
殆んどの人たちがテントの中から出て来ると
岩場からレオンがひょこっと顔を出した
レオン『何の騒ぎだ?』
リノ「このバカレオン!!何でテントの中にいたのがアンタじゃなくてコイツなの?!
あたしが男を嫌いなの知ってるでしょ!?なのに何で!!?」
レオン『の、割には電撃の盾も反応してなかったぞ?』
リノ「ブチブチブチッ)レオン?今から殺ろうか?」
ナミ「え!?ちょ、リノ落ち着きなさいよ!!(汗)」
リノ「落ち着けるかってのォォォッッッ!!!」
あたしを抑えようとナミとビビが両腕をガシっと掴むと、
あたしの目の前でレオンと蛆虫(エース)が横に並んであたしを見た
……オイ、お前らで手を組んだって訳か?
あたしをバカにしやがって…!!
レオンもレオンで、あたしをバカにして…!!
リノ「今日という今日こそ許さないッッッ!!」
両腕を掴んでいたナミとビビも思い切り突き飛ばすと、
電撃の盾が二人を襲いかかる
あたしたちの方に向
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