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インフィニットストラトス サタンと契約した憤怒の一夏

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いていた朝川が憎しみの混じった顔で郷田の写真を見ている。

「どうした朝川?そんな顔をして」

「コイツのせいで、私の家族はめちゃくちゃになったんだ!」

朝川は怒り半分悲しみ半分の声で確かな憎しみをしゃべった。

「どうゆうことだ、永良?」

「彼女のご両親は近所の蕎麦屋をやっていてね、郷田のせいで店を潰され、ご両親は心中して残されたこの子は常連だったうちで引き取ったんだ。この整った容姿だ、あのまま放置したらなにされるか分かったもんじゃない」

「コイツさぇいなければ、母さんも父さんも……お願い、コイツを殺して!私には何も出来ないの!」

朝川は俺に涙を流しながら郷田の殺しの依頼をしてきたが、俺は少し、朝川に苛立ちを覚えた。

「…お前は、俺に頼む前に郷田を殺そうと思わなかったのか?」

「えっ?」

「だから、俺に頼む前に郷田を殺そうと思わなかったのかと聞いてるんだ」

「思ったわよ!けど、私は何も無いのよ。人を殺す力も、家族を取り戻す力も…だから私は」

「なら、お前は指を加えて待ってるだけかよ!?誰かが助けてくれると思ってるのかよ?この世の中そんなに甘く無いんだ。誰も助けてくれない、指加えて待ってる奴に何も慈悲は無いんだ!」

俺はまるで昔の自分を見てるみたいでいやになり、大声で朝川を怒った。永良は「ちょっと、一夏君」とうろたいている。

「お前は郷田を殺したくないのか?」

俺は冷静になり朝川に聞いてみた。

「殺したいわよ!」

「なら、手助けする。だから郷田はお前が殺せ!」

「……手伝ってくれるの?」

「ああ。邪魔する奴は俺が消す。俺がお前を全力で守る!」

俺がそう言うと、朝川はなぜか顔が赤くなってしまった。俺はそんなのお構いなしにもう一つ聞いてみた。

「やるのか?やらないのか?」

「やる。私が二人の仇を取る」

朝川は袖で涙をこすり、真剣な顔になった。俺は目的の場所を紙に書いて朝川に渡した。

「なら、この場所に午後10時に来い」

俺はそう言って店を出た。














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