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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第28箱 「何で伝わんねーかな…このカッコよさが…」
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の求めちゃ駄目だよ……」 苦笑
あっ ファスナー閉めてジャージ隠した! 苦笑
「…めだかちゃんは行為を嫌うことはあっても人間を嫌うことはないんですよ。 ま 中学時代まではあいつが見逃した悪党どもをぶちのめすのが俺の仕事だったんですけど 今の仕事は目安箱の管理らしいんでね。今回だけは俺も会長の流儀にならっときますよ。 」
そう言うと善吉も離れていく…
「あんたは、もう二度とあんなことをしねえって………。 信じといてやる!」
そういい残して…
「ん…僕もだね。 他人に嫉妬しただけで… 何も自分は努力してなくて相手を妬んでるだけだったら… ちょっとお灸をすえようと…って考えてたけど… 貴女はそんなことないよね。物凄くフォームも綺麗だし、めだかちゃんじゃないけど日頃の積み重ねがよく見えるよ。 人は…反省は簡単に出来るけど、改心し続けるのは思いのほか難しいと思うんだ… 」
そう言い…劉一は諫早先輩を見つめた。
「僕はこれから……貴女の行動をよく見ておきますね?……僕も信じてますから。」
善吉とともに…劉一も離れていった…
「………………あたし あたし…は…」
諫早先輩は… 暫く泣いていた…
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ん?不知火は?……って?
帰っちゃったよ… 走るのお腹すくし嫌やなんだって… 苦笑
翌日。
【生徒会室】
善吉は…鏡の前で自分の姿を見る。
「くっそー どうして伝わんねーんだよ!このかっこよさが…」
横で書類を整理中の劉一君はボソッと言う。
「もー僕、ノーコメントだよっ!」
と一言!
「誰も聞いてねえって!!」
そんなこんなで今日も生徒会業務中に…
「あの… 劉一君。 人吉君。 ちょっといいかな? あ…人吉君!…それカッコいいよ? 個性的で…」
あ…ついに同情の目で?
「あっ!有明先輩!」
照れくさそうに隠していた。
「個性的…か……。確かにね………。」
劉一は苦笑していた。
善吉は気づいてない模様だから。
「あ…ははは…」
劉一の話を聞いて…有明先輩も…若干苦笑気味…
「ど…どうしました?何かまた変わったことでも…?」
そう善吉が聞く…
まさかまた…?
気になった劉一もすっと立ち上がる。
「う…うん。それが…その… 今度はロッカーから代用してたスニーカーが無くなってて…」
「「!?」」
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