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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第28箱 「何で伝わんねーかな…このカッコよさが…」
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不知火の事については後に聞くとしよう。」
っと、とりあえず今は落ち着いてくれた。
でも……きっと後から……。
それを思うと劉一は“ひええ!!”っと悲鳴をあげたいようだった。
「で…犯人のことだがそれは「陸上部女子」で「陸上歴はそれなりに長く」「短距離走を専門」とし「左利き」で「文車新聞を購読」し「23地区に住んでいる」…誰かだ」
めだかちゃんは、考えを説明。
でも……。
「…はぁ…?なんだそりゃ。」
善吉はチンプンカンプンだった。
一体何を言っている?と言いたいようだった。
だけど、劉一は深く頷く。
そして、
「ん… そうだね。 後は有明先輩の同種のシューズを使ってると思うよ。ん〜……有明先輩の先輩って可能性もあるね。」
付け足しているのは劉一。
めだかちゃんはちょっと怖いけど…仕事はしないといけないから!
「はぁ? 劉一までなんでだそりゃ…」
善吉はやっぱりチンプンカンプンだった…。 苦笑
「ふむ…… そうだな、見逃していた。やはり流石だな劉一。」
「まあ 先輩の先輩ってのは唯の勘だけどね。心理的に先輩が後輩に抜かれる……って言うのは結構効くらしいからさ?」
劉一は苦笑、めだかちゃんは久しぶりの流石だ劉一!がでていた。
で…劉一は大丈夫なんだけど… 善吉が追いついてこないから、めだかちゃんが説明を。
「この靴はハサミで切り裂かれておる。 その切り口を見ると一目瞭然だ、これは、左利き用のハサミを使われておる。そして 劉一が言っておった愛用者の根拠はこれだな… 的確に縫い目に刃を入れている履き古した靴が何処から傷んでいくか…熟知しておらんとこうはいかん 自らの足で長期間同じスパイクを同じようとで使用しておらんとな、 そして…これだけボロボロに切り刻んでおきながらメーカーのロゴに傷一つない おかしな言い方だがこの靴に対して愛着を持つものであることが伺える…だろう?」
めだかちゃんは劉一のほうを向いてそう聞く。
「そうだね。僕も同じだよ。スポーツでもメーカーにこだわる人も多いしね。」
劉一は、うんうん頷きながら答えた。
「……で それはそうと 文車新聞がどうとかってのは?大方その切り口から推測したんだろうがこんなパーツだけで何が分かるんだ?」
善吉が聞く…。
さっきから聞いてばかりだった。
「ちょっとは善吉も考えようよ…」
劉一はあきれつつそう言うと。
「わかるかぁ!!」
善吉は力いっぱい反論をしていた…。 苦笑
「まあ、仕方あるまい。それはだな 「オモテ」は一文字ずつでも新聞は「ウラ」にも記事があ
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