第12話〜この物語の終焉〜
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あれからどのくらい経っただろうか・・・。
俺とカーディナルの殺し合いが始まって・・・・。
俺の感覚だと、3時間くらいは戦っていた気がするんだが・・・・・。
まあ、その話はいいだろう。
俺が知りたいのは結果だけだ。
断片的にだが少し・・・ほんの少しだけ記憶に残っている。
そうあれは・・・・・・・・・・・・・
私は、このゲームの管理者として、バグを排除しに来ました。
そのはずでした。
でも結果的には・・・・・・・・・
剣が互いにぶつかり合う音があたりに響き渡る。
誰もが言葉を失い、誰もが驚きを顔に出していた。
俺も、アスナも・・・・。
ただのプレイヤーであるあいつが――――ライトが、このゲームを管理している、カーディナルとほぼ互角に戦っている姿を見て。
でも、そんな均衡した戦いも必ず勝敗は決まる。
この世界に“引き分け”なんてそんなぬるい考えは通用しないのだから。
そして、その時は―――――――訪れる。
私とキリトくん。それと、攻略組の人達と見守っていた、戦い。
始まって僅か30秒経った頃だった。
一際大きなキィィンという音が響いた、と思ったら。
ライトくんの剣は宙を舞っていました。
そして、カーディナルと呼ばれる人の剣が振り下ろされる、
その時―――――――――――
私はわからなかった。なんでこんなことをしたのかと。
ただ、あの人を助けたかった。
誰かはもう、知らないけれど・・・・。
ただただ、体が勝手に動いていた。
そして私は・・・・・・・・死んだんだ。
俺は・・・死んだのか。
その事実は目の前の“YOUR DEAD”の文字が物語っている。
結果だけ言えば俺は“死んだ”。
俺は・・・・そう。カーディナルと戦っていたんだ。
本気の殺し合いを・・・・していたんだ。
そして、・・・俺の剣が弾かれたんだ。
俺はその時死を覚悟したよ。殺されるってな。
そしたら、全身が震えだしたんだ。
脳が拒絶を始めたように、命令してくるんだ。
命乞いをしろ。助けてくれって叫べ。ってな。
でもさ、今度は体が拒絶したんだ。
それは、それだけはダメだ。ってな。
だから俺は覚悟したんだ。心の奥深くに恐怖を押し込めて。
でも、その時。
ひとつの影が通り過ぎたんだ。
俺は慌てて、キリトたちの方を向いた。
けれど、キリトとアスナはちゃんといる。だとすると、
こいつは、誰だ?
そんな疑問が俺を埋め尽くす。
その時、そいつは俺の方を振り向いた。
そいつの顔を見たとき、俺は固まってしまった。
だってさ、そいつは、死んだと思ってた・・・・・・
アンズだったんだぜ?
それがわかった瞬間。
頭が真っ白になった。
俺はただ、アンズが、大
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