魔法先生ネギま!
0291話
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「っと、それ所じゃなかったわ。ちょっと、そこのエロオコジョ! あんた子供をたぶらかして何させようとしてたのよ。ほら、ネギのお姉さんからの手紙! あんたがネギに渡すとか言ってたのにゴミ箱に捨ててあったわよ。しかも封もそのままに」
「げっ、姐さん読んじまったんですか!?」
「そうよ。何よ、下着泥棒二千枚って……」
そこからの話はまさに突っ込み所満載な内容だった。自分は無実だと叫ぶカモ。下着を盗んだのは病弱な妹がウェールズの寒い冬を越す為の寝床にする為だとかなんとか。それが原因で結局捕まり刑務所へ。しかしその刑務所を脱獄して頼りになるネギがいるこの麻帆良に来たらしい。ここで仮契約を結んでネギに従者を付けてその手柄としてネギの使い魔にしてもらう、という目論見だったようだ。英雄の息子であり、マギステル・マギ候補生であるネギの使い魔になればそうそう手出しされる事は無い……と思ったのだろう。
「何と言うか、突っ込み所が満載過ぎて、どこから突っ込めばいいのやら」
「アクセル君、この場合は突っ込んだら負けだから流すのが一番よ」
思わず額を押さえた俺に、千鶴がそう声を掛けてくる。
ちなみに、その間にもネギとカモのある意味で感動的とも言えるやり取りの後で結局カモはネギの使い魔として雇われる事に成功したらしい。
「あー、取りあえず茶番はその辺にしておけ。カモについてはネギが責任を持つって事でいいんだな?」
「ちょっと、アクセルの兄貴。それはいくらなんでも酷いんじゃないんすか?」
「……ほう、なら突っ込んでもいいのか? 微に入り細に入り?」
「と、取りあえずスルーの方向でお願いしやす」
これでカモがネギをただ利用するだけの目的だったのなら問答無用で処分している所だが、カモはカモで一応本気でネギの事を慕ってはいるらしい。ネギもネギでカモに親しみを持っているらしいし……この件についての判断は学園長なり高畑なりに任せるとしよう。
「で、とにかく話をするにも宮崎を何とかしないとな」
「あ、そうですね。僕ちょっと宮崎さんを校舎に運んできますね」
俺の言葉に、ネギがそう言うと肩にカモを乗せたまま宮崎を背負ったまま杖に乗って飛んでいった。
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