第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第27話:アホは何処にでも居るッスね
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アの面倒を見てくれてるんだぜ。あのアホの子の面倒を見てくれるなんて感謝するべきだろ!」
何? 誰なのそいつら!?
楽しそうに話しているけど、私達には説明はしてくれないのかしら……
マーニャSIDE END
(大灯台)
シンSIDE
何だか良く解らないうちに事態は解決した。
ウルフさんとリューノちゃんが俺の知らない誰かの事を話している……
ラブラブ見えるのは俺だけだろうか?
しかし……
「アロー君。勝手にトルネコさんの居場所を教えちゃ拙いだろ……ミニデーモンのルーラが成功していたら、コナンベリーの町中にモンスターが現れる事になってたんだぞ!」
そう……もう少し状況を考えて発言してほしい。
「ごめんなさい……でも、オイラ達だけに苦労をさせておいて、あの饅頭オヤジが一人だけ楽をしているのが許せなかったんだ。……町にモンスターが現れる事まで考えなかったのはオイラの間違いです、本当にごめんなさい!」
気持ちは解るが気を付けて貰いたい。
「アロー君、大丈夫だよ」
するとウルフさんが、リューノちゃんとイチャラブするのを控えて話しかけてきた。
「何がですか?」
「このまま冒険が進めば、俺達はリューラの父親であるリュカさんと合流する事になる。あの人が横着なオヤジをソッとしておくハズがない! 俺達を利用してきた事を後悔する程酷い目に遭うはずだ。我々はそれを見て楽しもうじゃないか!」
相変わらずのイケメン爽やかスマイルで、何やら恐ろしい事を言い切るウルフさん。
リュカさんって何者なんですか?
怖い人なんですか?
「ウルフ……キサマ……お父さんを馬鹿にしているのか……?」
「とんでもないッスよリューラお嬢様! 俺が世界で一番尊敬してるのは、貴女方のお父上であらせられるリュカさんなんですよ! 娘の事は兎も角、彼を馬鹿になんてしませんよ!」
これを聞いてる何人がウルフさんの言葉を信用するのだろうか……
100歩譲っても馬鹿にしている口調で、尚かつリューラさんまでも馬鹿にしてきている。
しかし、良く考えるとリューノちゃんや彼女さんの事も含まれているよね。良いのかな………
シンSSIDE END
(大灯台)
リューノSIDE
ウルフが先程から蔓延していた、不機嫌リューラの雰囲気を払拭してくれた。
お父さんの事を馬鹿にする様な話し方をし、リューラの不機嫌を自らに集め、そしてお父さんと合流出来れば心配する事がなくなると皆さんを宥める。
「ざけんなよウルフ! 私達姉妹を馬鹿にするとは言い度胸だな……後悔するぞコノヤロー!」
更には、言外に娘である私達までも馬鹿にする様な事を言って、私達の仲を隠そうと画策する。
その程度の事には気が付く私は、ウ
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