第二幕その十六
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他の願いが私をここに導いたのだ」
「卿をか」
「そうだ」
ジョヴァンニの問いにも答えるのだった。
「その通りだ」
「駄目だ、腰が抜けちまった」
レポレロは完全に動けなくなってしまった。
「何て恐ろしいことになったんだ」
「ではその願いとは何だ」
ジョヴァンニは騎士長に対して問うのであった。
「それは何だ」
「そなたはわたしをこの宴に招いてくれたな」
「如何にも」
ジョヴァンニはこう騎士長に返した。
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