暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
猛威
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とコージの魔力を機械で吸収した男である。
つまり、そのレギオン隊のリーダーはアースランドのバイロであるのだ。

「フィオ―レ最大の教会組織が何で?」

マカオは疑問に思った。
レギオン隊はフィオ―レで最大の教会組織で戦闘集団であった。

「よくわかんねえが、聖戦がどうとか、ぬかしてやがったな・・・。」

ドン!!

「んな事は関係ねえんだよ!!!」

ギルダーツの話を聞いていたナツは机を叩いて、怒鳴った。

「ルーシィ、形見はぜってぇい取り返すからよぉ!」

「うん・・・。」

ナツの言葉にルーシィは頷くが、表情は暗かった。

「そんなに落ち込まないでよ。魔法で操られてたんだしさ。」

そう、ルーシィは運悪く、アースランドのヒューズと遭遇してしまい、
タクトによって、体が操られ、遺品を奪われてしまったのだ。

「ごめんなさい・・・私、何もできなくって・・・」

ミッシェルはそう言う。
ミッシェルもルーシィと一緒にいたが、魔法のない彼女は何もできなかった。

「ううん。ミッシェルのせいじゃないよ。あたしが・・・」

ルーシィは太ももの上に置いた拳を強く握る。

「あたしが・・・弱かったから・・・。」

「・・・・・・。」

ルーシィの言葉にナツは何も言わなかった。

「ゼントピア聖誕祭にしての教会襲撃事件・・・謎の這いと不吉な一説・・・
 それを狙ったレギオン隊・・・そして聖戦・・・か。」

マカロフがそう言う。

「気に入らねえ。」

そう言ったのはナツだった。

「あいつらに妖精の尻尾(フェアリーテイル)が舐められてんのも気に入らねえし、
 やられっぱなしで終われるかっての・・・!!!」

ナツの言葉に机の上に立っているハッピーは頷いていた。

「追跡しに行った連中はどうなったんだ?」

そう言ってきたのはグレイであった。
グレイはエルザと共に仕事へ行って来ていなかったのであった。
途中でナツがアースランドのシュガーボーイと戦っている所をみつけ、助けたのだった。
ただしナツ本人は怒っていたが・・・

「ウォーレンによると、どのチームも見失ったらしい。
 だが終わりじゃない、始まった・・・と言える。」

エルザがそう言うのだった。

「おおよ!!百倍返しの楽しみにができたってもんだ!!だろ?」

ナツはルーシィに向かってそう言った。

「うん!」

ルーシィは暗い表情からやる気の表情になった。

「奴等が言う聖戦・・・レギオン隊は何か大きな事を成し遂げようとしている。
 その為に、あの針が必要だった。そして、そこに刻まれた言葉・・・」

「『時は刻まれ、やがて混沌が訪れる』・・・。」

「・・・・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ