暁 〜小説投稿サイト〜
IS インフィニット・ストラトス 〜さびしがり屋の少年〜
第一章 IS
放課後
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
スケ部入りたいんだって」
そんな中、何も気にせず、一夏君が切りだした。
すると桂さんは、こっちを向いて、
「本当!?」
と、きらきらさせた目を目いっぱい開いてこっちを見ている。
「えっと...まぁ、はい。本当です」
仕方ないので、そう返す。
「へぇ...。あ、私は桂 波音(かつら なみね)って言うんだ。よろしく」
と、桂さんは手を差し出してくる。
「えっと、よろしくおねがいします」
そう言いながら握手する。
...周りがすごくヒューヒューうるさいんだけど。
「えっと、バッシュって持ってきてる?」
「あ、ハイ。バッグの中に」
「そっか。じゃあ、今日は体育館でできる日だから行こうか」
「あ、ハイ。わかりました」
―☆―☆―☆―
「着いたよ〜」
「ここですか?」
大体本校舎から10分くらいあるところにあった。
...結構大きい...。
「じゃ、入ろうか」
「あ、ハイ」
そう言って体育館のドアを開け、中に入っていく。
「こっちだよ〜」
すると、目の前にフロアが見えたのに、桂さんは左に曲がる。
と、僕の思ってることに気付いたようで、
「そのフロアは、バスケットコートがないんだ。その代わり、二階が私たちが使えるコートだよ」
と丁寧に教えてくれた。
「あ、そうなんですか」
と返しておく。
...結構大きいんだろうな。
...大体、ちゃんとしたコートが横に二つ、縦に余裕を持って一つ、ってところかな?
そう思いながら階段を上っていく。
そして階段を登りきると、扉があり、桂さんが扉をあける。
「うわぁ...」
感嘆の声。
当り前だ。久しぶりのフローリングのバスケコートだ。
しかも整備が行き届いていて、フローリングがきれいだ。
恐らくちゃんとワックスもかかっているのだろう。
中に入り、とりあえず、端っ子のほうに荷物を置き、中からバッシュを取り出す。
ナイキ ズームアップテンポ5プレミアム。
それが僕のバッシュの名前だ。(まぁ、ホワイト×シルバーのだが)
サイズは24cm。
ちょっとブカブカだが、これでいいのだ。
そして何度かの修理の跡もある。
これは...母さんが買ってくれたものだ。
...ただでさえ貧乏なのに、約1万円もするこのバッシュを。
鼻歌交じりにバッシュを履き、紐を結ぶ。
そして立ち上がり、トントン、つま先で、床を何度か叩く。
そして軽く準備運動して、桂さんが出しといてくれたボールに触る。
...そういえば7号級か。ちょっと重いな。
コートも広くなってるし、ゴールの高さも高くなったし
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ