幕間
Trick14_信乃と仲良くしてもらってありがとうございます♪
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雪姉ちゃんだけだし」
「あ〜、ひどいよ琴ちゃん♪ でも、諦めないわ私は♪
信乃にいくら逃げられようと地の果てまで追っていくわよ♪」
「あはは、本当に信乃に―ちゃんのことが好きだね」
御坂と美雪はふざけたようにしゃべり、場の緊張が少しだけ弱くなった。
「ってことで皆様♪ 私の信乃をよろしくお願いします♪ 今の話を忘れてとは
言わないけど、出来れば今まで通りに相手してあげてください♪」
美雪は右手を伸ばして額に、敬礼してみんなに言った。
「・・ええ、わかりましたわ。昔は大変だったみたいですけど、今の信乃さんは
少しふざけた方ですので話しやすいですし問題ありませんの」
「そうですね! 信乃さんは信乃さんです! これまで通り話していきます!」
「うん! 私もそうする!」
「3人ともありがとうね♪ 琴ちゃんも再会直後みたいに緊張していないみたいだし、
たまにしか会えない私の代わりによろしくね♪」
「うん。任せて」
「私は私で信乃に会えるように、逃げられないようにしていくのでご心配なく♪
琴ちゃん、白井さんも信乃について何かあったら今度会う時にいろいろ教えてね♪」
「わかりましたの。4年間の溝を埋めるために協力しますわ」
「ありがとうね、白井さん♪」
5人にはもう暗い空気はなく、昔からの友達のように笑いあっていた。
つづく
「ちなみに、幼馴染なのに信乃と同じ名字なのは信乃が死んで泣いた後、立ち直る時に
私が勝手に名前を変えたの♪ 信乃のことを忘れないようにね♪」
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