コードギアスR1
番外編011話 0136.5話
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、随分と荒れているな」
突然部屋の中に声が響き、慌てて仮面を手に取ろうとするがすぐに聞き覚えのある声である事を思い出し舌打ちをする。
「部屋に入る時はノックくらいしろC.C.」
C.C.と呼ばれた緑の髪の女は軽く肩をすくめる。
「私はちゃんとノックしたぞ? それに気が付かないお前が悪い」
「ぐっ」
「それよりもあの空飛ぶ機体はそんなに予想外だったのか?」
「ああ。あんな機体があるとは予想もしていなかったし、ブリタニア軍に潜入している工作員からの情報もなかった。……あの特殊性を考えれば、恐らくあの白兜と同じ開発系統だと思うが」
「そうか? だが白兜と空飛ぶ機体では随分と意匠が違うぞ?」
「だが、あれだけ高性能の機体をポンポン作れる技術者がそう大量にいるとも思えん。恐らくKMFに飛行性能を与える為の技術立証試験機か何かだと思うが」
アクセルの事を知らないルルーシュは自分の常識に当てはめてそう判断する。だが、その推理はそれ程間違っている訳ではないのだ。事実特派ではKMFを飛行可能にするフロートユニットの開発も進めているのだから。
「どのみちたった一機の機体で出来る事はあくまでも戦術的な勝利にしか過ぎん。俺が目指すのは戦略的な勝利だ」
自分の言っている事を確認する意味でもそう呟くルルーシュ。だが、彼は知らない。アクセル・アルマーという規格外の存在を。本来の自分の機体を持ち出せばそれだけで戦略を一変させてしまう事が可能なグロウセイヴァーという規格外の機体と共に。
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