第二幕その十三
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のね」
アンナは今のオッターヴィオの言葉を受けてさらに辛い顔になった。
「私は貴方のことを最も大切に思っているのに」
「大切に」
「そうよ。貴方だからよ」
オッターヴィオの目を見詰めての言葉だった。
「けれど今は」
「今は」
「愛を語れません」
こう彼に告げるのだった。
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