スーパーロボット大戦OGs
番外編002話 0054.5話
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時流エンジン研究所、そこで現在4人の人物が会話をしていた。
「ねぇ、そう言えばそろそろ1ヶ月じゃない?」
フィオナがふと思いついて口に出す。
「何がでしょう?」
「ほら、最後にアクセルさんから通信があった日からですよ」
ラージの疑問にミズホが答える。
「そうそう。ほら、1ヶ月くらいしたらアクセルさん達が忙しくなる理由が分かるかもしれないって言ってたじゃない。だからそろそろ分かるかな、ってね」
嬉しそうな顔で話すフィオナだが、ミズホが遠慮がちに口に出す。
「フィオナさん、レモンさんが恐くないんですか?」
「何よ、あんなのちょっと側にいるだけじゃない。いずれあたしがあの座を奪い取ってやるわ!」
拳を握りしめて決意を新たにするフィオナ。
そんな3人に突然今まで黙っていたラウルが声をかけてくる。
「おい、何かやばげな事になってるぞ」
ラウルが見ているのはPDAで表示しているニュース番組だった。
3人は興味深げに覗き込む。
そこでは、ニュースキャスターが興奮した様子で臨時ニュースを告げていた。
「繰り返します。連邦政府からの発表によりますとDC残党が武装蜂起し、北米のコロラド州にある基地を襲撃したとの事です。まだ詳しい事は分かっていませんが、死傷者多数との情報もあります。また、とある情報筋によるとアルバート・グレイ議員が当時基地に視察に来ており襲撃に巻き込まれて安否不明との事です」
「ちょっと、もしかしてアクセルさんが言ってたのって」
恋する乙女の直感か、フィオナはすぐにこの件にアクセルが関わっているという事を確信した。
ただし、その予想は仕掛けた側と仕掛けられた側で違っていたのだが。
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