第一部
名前呼び
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ビビ「本当ですよリノさん!!」
リノ「お世辞は分かったからそれ返せ」
ナミ「い・や・よ♪」
あたしが二人の前に立つと、妙に上半身で風が当たると背筋がゾクゾクッとするだけで
あたしはどれほど黒いコートを愛用していたのかが分かった
リノ「アンタって人は…」
ナミ「リノが悪いのよ〜」
不敵な笑みを浮かべたナミが一歩ずつ、ドアの方に向かっていく
…ちょ、まさか…
ナミ「返して欲しかったら奪ってみなさい!!」
あたしの勘が直感すると、ナミがドアを大きく開けて飛び出して行く
リノ「ちょっ!!返してよっ!!」
大きく開けたドアが閉まりそうになった所を電撃の盾がドアを思い切り壊すと、
逃げ腰というか逃げ足が速いナミはどんどんあたしの先を行って、
あたしは慣れない足場で走る。
第一、この靴も走りにくいんだよ…!!
リノ「返せっー!!!」
ナミ「奪い返しなさいって♪♪」
あたしが黒いコートを掴みそうになった途端、目の前が明るくなったかと思うと階段の手すりから甲板に落ちそうになった程だった。
リノ「そうだった、あたし二階にいたんだっけか」
辺りを見回してナミの姿を探して階段を下りるとあたしはまだ気付かなかった。
リノ「ナミィィィィッ!!!」
そう言って、
あたし自身が何処に向かってるのかも分からずに舵の近くにいたナミに近付いて行った時、
妙にあたしに降り注がれる視線に気付いて横を向くと
リノ「這這!?」
蛆虫全員の目が、あたしに向けられていた。
サンジ「ブハッッッ!!!」
ゾロ「な…っ!?」
チョッパー「うほぉぉぉぉ」
レオン『ほぅ…リノ自身からそんな姿に…』
……そうだった、あたし…今のナミとビビ…二人と同じ服を着てるんだった…!!
蛆虫(サンジ)が海に鼻血を吐き出していると、殆んどの蛆虫があたしを見て異常反応をする
リノ「う…あ…ちょ…ナミィィィィ!!!」
バッと服を取り返してコートだけを上から羽織るように着ると、ナミに詰め寄った
リノ「この…ッ!!」
ナミ「まあまあ良いじゃない(笑)
結構喜んで貰ってるみたいだし?」
リノ「はぁ!!?」
全く悪い事をしていない、という顔でナミが蛆虫の方に人差し指を向けて
イライラしながらも蛆虫どもを見るとかなり驚いている蛆虫第一号(エース)と目があった
エース「!?」
しかも反らされたし?!
リノ「もうアホバカ変態最
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