第3章 赤い桜編
第38話 10年前の過去
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だけど、まさかグレイの兄弟子のリオンが月の雫(ムーンドリップ)を使って、デリオラを復活させようとしていたとは思わなかったわ。」
またじーさんかよ・・・
ユ「ウルさん同様、お兄ちゃんも海と同化したってわけ。それから私は氷の造形魔法を習得して、フリーの魔道士として1人で旅をしてたんだけど、途中で気を失っちゃって・・・そこをグレイに助けられたってわけ。」
なるほどなぁ〜。俺と似たような過去を抱えてるんだな・・・
グ「・・・・・なぁ、ユモ。」
ユ「ん?何?」
俺は深く深呼吸すると・・・
グ「・・・俺、お前のこと・・・好きだ。」
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『ここからユモス目線で書いていきます。』
・・・はい?グ、グレイ、今・・・好きって、言ったよね?でも・・・
ユ「グレイ、私はジュビアじゃないんだけど・・・?」
すると、ズデンッ!!と音を立ててグレイがベッドから落ちたぁっ!?私、変なこと言ったかな?とゆうか、大丈夫?私はグレイに手を差し伸べて立ち上がるのを手伝う。グレイは右手で私の手を?み、左手で落ちた弾みで打ちつけた腰をさすりながら、
グ「いてててて・・・お、お前、どんだけ鈍感なんだよ・・・」
呆れた目で私を見つめる。
ユ「えっ?だってグレイはジュビアのことが好・・・」
グ「違うっ!!」
そ、そんなに怒鳴らなくても・・・
グ「俺はお前のことが好きなんだよっ!!」
ユ「え・・・?」
私の思考が止まった。医務室にしばらくの沈黙が流れた。グレイは顔が真っ赤なまま私と視線を逸らすと、
グ「・・・んで、その、返事は・・・どう、なんだよ/////////////」
ちょ、ちょっと待って!!これが悪い夢じゃなくて現実のこと・・・や、やばい・・・心臓が破裂しそうだよ・・・/////////し、しかも、生まれて初めて告白されたし//////////////とゆうか、このタイミングで言うことかなぁ?で、でも、ちゃんと返事しないとね!!私はまだドキドキしながら、深く深呼吸をして・・・
ユ「わ、私でよかったら、喜んで、お引き受けします。」
その瞬間、グレイは魂が抜けたように床に座り込んじゃった。
ユ「え、えぇっと・・・大丈夫?」
座り込んだグレイに声を掛けると、
グ「お前さ、鈍感すぎるだろ。」
ユ「それはお互い様でしょ。」
私たちの顔は顔はまだ少し赤みを帯びていた・・・
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