第二幕その十一
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か」
「大胆不敵な悪党よ」
「そこにいるのか」
また声がした。それはジョヴァンニの背中からであった。すぐにそちらを振り向き問うのであった。
「何者だ、一体」
「死者に安らぎを」
また声がした。ジョヴァンニはもうその剣に手をかけている。
「何処にいるのだ」
「ほら、やっぱりそうじゃないですか」
ここが墓地ということもあり。レポレロは震える声で言うのであった。
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