第6話 何時になっても思い出は良いもんだ
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なのはが別の場所で謎の少女と接触していたそんな今日この頃。全く別の場所にて銀時達万事屋ご一行とユーノはスタート地点から全く微動だにしていないのであった。
「いたた……何も殴る事ないじゃないですか銀さん。只でさえ僕の頬パンパンに腫れてるのにその上銀さんの張り手食らったら僕でも流石にやばいですよ。只でさえ今までのツッコミの無さに読者から文句が来てるってのに唯一のツッコミである僕が倒れたら誰がツッコミするんですか?」
とか言いつつもさり気に新八君もちゃっかりボケをしている今日この頃だったりする。確かに新八は前回神楽に滅茶苦茶殴られた為に両頬が饅頭並に膨れ上がっているのだ。其処へ更に銀時の八つ当たりが加わり新八の肉体的ダメージは増大していく一方なのであった。
「うっせぇよ。こっちは只でさえ糖分取って無くてイライラしてんだ。其処へ更にこうも立て続けにトラブルが起こりまくってんだ。俺のイライラメーターはもうすぐメルトダウンに達する寸前なんだよボケがぁ」
「知りませんよ。あんたのイライラメーターなんて」
確かに、新八の言い分が正しい。幾らイライラしているからと言って最寄の人に当り散らすのは止めましょう。下手したら青い服の人達に連れて行かれてしまいますよ。
そんな事はさておき、今は状況の確認が最優先なのである。
「それで、此処って一体何処なんですか? 例の時空管理局の管理する世界なんですか?」
「知らねぇよ。何でもかんでも俺に聞くんじゃねぇ。そう言うのはその手の専門の奴にでも聞けよ」
結局他人に丸投げする情けない銀時なのであった。まぁ、それこそ何時もの銀時なのだが、今そうされるとハッキリ言ってかなりイラッと来てしまう。
が、其処は耐える新八。彼ももう十六歳。江戸の常識で言ったら立派な大人なのだ。
立派な大人が一々怒りまくっていたら何時まで経っても立派な大人になれないので新八はぐっと耐え、銀時から離れて一路その近くで座っているユーノの元へと行くのであった。
「そんな訳でユーノ君。此処は何処なの? 例の時空管理局の管理する世界なの?」
「それが……此処も実は管理してない世界なんです」
つまりは全くの外れのようだ。これでは覚悟を決めて転移してきた意味がない。全くの無駄骨である。
「どうするアルかぁ! 私折角ヒロインらしく覚悟決めて来たってのに全くの無駄骨って酷すぎるアルよ! どうにかしろよこの淫獣!」
「すみません。後僕の事淫獣って言うのやめてくれません? 一応これフェレットって言う小動物なんですけど」
「御託は良いアル! お前今から責任取って一人で時空管理局の所へ行くヨロシ! ついでに酢昆布一年分買って来いやぁ!」
神楽に怒られた上に使いッパシリと言う無茶振りを強要されてしまったユーノ
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