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駄目親父としっかり娘の珍道中
第6話 何時になっても思い出は良いもんだ
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。実際言うとユーノが全部悪い訳ではないのだが今の神楽には全部ユーノが悪いように思えてしまうようだ。

「ちょっ、止めなよ神楽ちゃん。幾ら何でも酷いよそれ。ユーノ君だけが悪いんじゃないんだしさぁ」
「じゃぁお前も同罪で行って来るアル! ついでにお前も酢昆布1年分買ってくるヨロシ! 合計で酢昆布2年分買って来いよボケがぁ!」
「こっちにまで飛び火してきたああぁぁぁ!」

 完全にやぶ蛇であった。折角良い所見せようと思って仲裁に入ったは良いが神楽からして見ればなのはを逸れさせた新八もまた同罪だったようだ。しかし酢昆布2年分と言うが、そもそも神楽が一日に摂取する酢昆布の量が分からないと買えないのでは?

「何? お前等買出しに行くのか? そんじゃ俺のも頼まぁ。俺は何かパフェ的な物なら何でも良いからよぉ」
「てめぇらいい加減にしろ! 揃いも揃って人の事使いっぱしりにしやがって! ちったぁ他のジャンプ漫画の主人公見習って自分で動き出せやボケがぁ!」
「うっせぇ! 俺ぁなぁ。そんな面倒くさい事したかぁねぇんだよ。只でさえ此処に来てから妙に体がダルいんだしよぉ」
「あんたがダルいのは今に始まった事じゃねぇだろうが!」

 早速銀時と新八の口論が勃発してしまった。最早見慣れた光景かも知れないがこう言う場面でやられると返って迷惑に他ならないのであるが。
 
「み、皆さん落ち着いて下さい! 此処は落ち着いて情報集めをしましょうよ」
「うっせぇなぁ。そう言うのしたかったらおめぇが率先してやりゃぁ良いだろうが! 因みに私も何か体がダルいアルよ。どうなってるアルかこれぇ」

 最早事態の収集は絶望的であった。何故か銀時と神楽はその場から動こうとしないし。それに、今にして気づいた事なのだが、何故か二人共何時もより覇気も元気も感じられないのだ。
 一体どう言う事なのだろうか?

「駄目だ。このままこうしていても疑問が片付く訳ないや。とりあえずユーノ君。君はすぐに時空管理局を呼びに行って来てよ。君元々異世界の人間なんだから転移魔法とか使えるんでしょ?」
「すみません。実は、あの転移魔法は僕じゃなくて、僕が追いかけてたロストロギアの異相体が行った事だったんです」

 え?

 ユーノのその発言にその場に居た皆が揃って声をあげた。今まで三人ともユーノ自身が転移魔法を使いやってきたと思っていたのだ。だが、実際にはロストロギアが逃げようとして転移魔法を行った際にそれに便乗して来てしまったようだ。
 つまり、ユーノは転移魔法の類が現状で使えないと言うようだ。

「そ、それじゃ……時空管理局に向う方法って……」
「はい、今の所、ほぼ有りません……向こうが僕達の存在に気づいて来てくれるのを待つばかりなんです」

 とんでもない事態になってしま
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