第一部
電話。2
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て
バクバク鳴っている心臓の音を無視して電話に出た
リノ『はい…?』
『今度はちゃんと出てくれたようじゃのう』
前までのあたしならこの声を聞いただけで反発してたのに、
今はそんな状態じゃない…。
リノ『…お前か』
『何じゃその言い方は』
リノ『ああアホ面思い出してね』
『毒舌とはまさにこの事じゃが…前の件じゃ』
リノ『前・・・?』
『七武海の者じゃが』
エース「?」
リノ『で、誰なの?』
『クロコダイル、と言うそうじゃ。』
リノ『…あー…そいつか』
窓ガラスから反射して見える不思議そうな顔をチラッと見ただけで、
元通りのあたしに戻っていってる感じがハッキリと分かる。
…あたし、忘れるな。
男≠ヘ信じちゃダメ…本当に信じても良い人と、そうじゃない人とハッキリ見比べないと駄目…
あたしを裏切った男と言う名の蛆虫…
…あたしの人生をどん底に落としたアイツら…
あたしから自由を奪ったアイツら…
あたしから幸せを奪ったアイツら…
…所詮、コイツ(エース)もアイツらと同じ…
……信じて裏切られて、痛い思いを痛感したくないなら…信じるな。
リノ『邪魔者は排除する』
エース「…?」
『ああ、頼んだぞ。』
生き残れるのは、孤独を知る最強者≠セけ。
他は何もいらない。本当に信じれる仲間さえいれば…
リノ「あたしはあたしの仁義を貫き通す。」
エース「は…?」
リノ「一緒に旅するとは言った。けど、邪魔だと思ったら遠慮なく排除するから」
エース「な…っ!?」
リノ「邪魔して来たら許さないから」
電撃の盾が、あたしの周りで小さく反発し合う。
独りになって、空虚にはなりたくない。同じ過ちは何度も侵したくない
それから麦わら海賊船は、あたし達がいた島を離れてアラバスタを目指して走り続ける
一つ変わった事と言えば、
ナミ「リノもコレ、飲んでみなよ〜」
ビビ「すっごく美味しいですよ!!」
ナミとビビが、あたしを名前呼びして妙に近付いて来てる事。
一定範囲以内にしか近付いては来ないけど、あたしが階段のとこに座って海を見渡してたからだと思うけど
二人は色々と持って来てくれていた。
けど、あたしはなかなかこの船の食事を口にする事は無かった。
肝心のレオンはチョッパーと遊
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