魔法先生ネギま!
0290話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
したようにそう言ってくる。
「いや、ネギの知り合いのオコジョ妖精とやらがこの麻帆良に来ててな。そいつの仕業だ」
「オコジョ妖精?」
「ああ。以前ネギに助けられたとかで、その恩を返す為に来たとかなんとか」
「……なるほど。麻帆良に侵入してきたのはそいつか」
「侵入?」
「ああ。麻帆良には特殊な結界が張られているというのは以前言ったな?」
「認識阻害の結界だろ?」
「まぁ、それもある。だが、その他に魔力を持つ者が侵入してくれば分かる一種の警報のようなものもあってな。それの反応があったから探していたんだが……どうやらお前の言うオコジョ妖精とやらが犯人だったらしい」
「なるほど、そういう結界があるのか」
俺の感心したような声に、どこか呆れたような表情を向けてくるエヴァ。
「そもそも、お前がこの麻帆良に現れたのを感知したのもその結界だったんだがな」
「ほう。エヴァがあの時、あそこに現れたのは偶然でも、高畑のように侵入者を追っていたのでもなくその結界で俺の転移を感知したからだった訳だ」
「そういう訳だな。……で、ぼーやとの話はどうなったんだ?」
「俺やあやかが魔法生徒であるという事にして誤魔化したよ。……全く、最初から俺を巻き込む気だったな?」
俺のその言葉に、ニヤリとした笑みを浮かべるエヴァ。
「折角の祭りなんだ。参加者は多い方がいいだろう?」
「……で、俺がネギ側に付くのか?」
「ああ。ジジィから話は聞いている。お前がぼーやに協力するのは許可したが、色々と制限されての協力なんだろう? なら満月の日にある程度魔力を取り戻した私とでもそれなりにやり合えるだろうさ」
そう言って笑うエヴァの笑顔は、自信に満ちたものだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ