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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  〜復讐の少年〜
一章  出会い
狩り 後
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「それぃ!」

目の前にいる、一匹のガードアントを袈裟切りで切り捨てて、納刀する。

...ちょっと疲れてきたな...

現在時刻、12時。
ご飯時であるこの時間、なぜかガードアントと会う可能性がかなり高くなっていた。

相手がいくら雑魚でも、数は一つの力、というように、段々、数が増えているのである。

さっきなんて15匹くらい、一辺に来たし。

「ソラさん」

と、そこでレヴィアさんに話しかけられる。

「何?」

「そろそろ、ご飯にしましょう。FOODメーターも減ってきてますし」

「...まぁ、そうだね。じゃあ、僕が見張りやってるけど、二人もなるべく警戒して」

「「はい」」

と、言うわけでお昼タイム...っと思ったけどさ。

「ま、あいつらかたずけた後でね!『居合・風刃』!」

そのまま、前方に向かって刀を居合の容量で振り切る。
と、その音速の刃は前方20mくらいにいるガードアント3体を切断し、HPをゼロにした。
そのまま

「『居合・風刃』、『居合・風刃』!」

二連続で、右斜め前方と、左斜め前方に向かって放つ。

そして飛んでた音速の刃は2匹ずつ切断した。

...クソ! さっきは大体二十匹くらいいたのに!
今倒したのは7匹。
ということは、残りの13匹は隠れて行軍を続けているのである。

どうしようかな...やっぱりこの二人に帰ってもらいたい。

ちょっと悪いけど、はっきり言ってこういうときは足手まといになってしまう。
...さぁーってどうしようか...。

...あ、そういえば、あのスキルを使ってみようか...


「イシュラ、レヴィアさん、何があっても絶対その場から動かないで」

「え?それってどういう――」

「『刀陣』」

イシュラの声を遮るようにスキル名を言う。

サムライのころに覚えたスキルで、僕の周りに半径5m程の円ができる。
そして、その中に、ガードアントたちがどんどん入ってくる。

...正確には入ってくる、というか、転移させた...だけど。

そして代わりに、イシュラ、レヴィアさんの二人の姿が消える。
あの二人には、ちょっと、転移してもらう。

このスキルの内容はこうだ。


発動者(この場合は僕)のところに半径5mの陣を作る。
これは、中からも外からもかなりの力を使わねば破壊できない、いわば結界だ。
ましてや、ガードアントなどの雑魚的では絶対に破壊できない。

そしてその中にいるものを発動者以外、強制的に、外に出す。

そしてそのさらに半径10mにもう一個陣を作り、この中に入って来たものを問答無用でこの結界内に閉じ込める。(ちなみに、外に出されたものは入れないことになって
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