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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
剣を掲げし女の御話・V
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すずか三娘同盟と友達になっていた。特にアリサちゃんが意外とノリがいい。お喋りついでに一緒にご飯食べることになった。
・・・弁当の中身が全然レベル違う。あちらが月ならこちらの弁当はスッポンどころかミトコンドリアレベル。御話になりませんわ、この戦力差。
聞いたところによるとなのはちゃんの母親は喫茶店「翠屋」を切り盛りしており凄い料理上手らしい。調理師免許とか持ってるんだろうか。残りの二人は単純に家の財力の差。・・・く、悔しくなんかないんだからね!
とか考えているとおかずを分けてくれた。君らは天使や・・・!
「どれくらい天使?」
「ルシフェルくらい天使。もしくはサタンかアザゼルかベリアル」
「軒並み堕天してるじゃない!!」
「だてんって何?」
「天使失格ってことだよ」
ここが現代の失楽園だ・・・とか言ってみるが意味はない。
授業は死ぬほど退屈だったがおしゃべりは楽しかった。私はその時だけ、転生の事も四宝剣のことも忘れておしゃべりに夢中になった。
・・・今になって思えばそれがまずかったんだろう。そう、やらかしたのだ。
「へぇ〜犬屋敷と猫屋敷か・・・一度行ってみたいな〜」
「なのはの家にはフェレットもいるわよ?」
「む、それを言ったら家にだってヤマネコいるもんねー!」
対抗するように私も張り合う。アニマル関係となれば私も簡単に退くわけにはいかない・・・ぽんずのモフモフは天下一品であることを証明するために!あー帰ってモフモフして癒されたい。
「もうね、うちの子はこう首元とかがもふっとしてね・・・もふもふなのよ。元々寒い所の猫だから足もこう、もふっともふもふで・・・」
「どんな風にもふもふなの?」
「それはこう、こんな風に・・・」
もふっ。
・・・・・・んん?
「なーお」
そこにいるのは見紛うことなき我が同胞にして家族のモフモフ王。
・・・・・・ぽんずさん?何故学校にいるのでせうか?
「わわ、何処から来たのよコイツ!?」
「ふわー、思ってたよりおっきい・・・1メートルくらいあるなか?」
「あ、あははー!あれかな、寂しくて私を追いかけてきてくれたのかなー!なんつってー!」
「いやこのサイズで放し飼いはいろいろ不味いでしょ!?」
想像以上に猫がデカくて驚いている面々。だがこちとらそんな様子を確認する余裕なんてありません!
(何やってんの私!?マジで何やってんの私!?)
そう、話に夢中になりすぎてうっかり四宝剣を出現させて振っていたのだ。自分でもいつ振ったのか全く気付けなかった。おそらく”ぽんずが私の傍にいる確率”を弄って呼び寄せたのだろう。コイツ実は私の意志に関係なくポンポン出てくる仕組みなんじゃと思わずにはいられない。
(心臓に悪いか
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