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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第十一話
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垂れ流す。
「でもまぁ、誰もできないような汚れ仕事ばかりしてるから、ある程度は大目に見ないとってことで上層部はノータッチ。アレを止めるのなら、本局のグレアム提督かゲイズ中将しかいないでしょうね」
「……」
竜二の様子を見た以上、どうにも答えづらい一同であった。
その竜二は、少し森に入ったところでアスカに膝枕されながら寝転がっていた。シグナムは周囲を警戒している。
「落ち着きましたか?」
「だいぶマシになったわ。サンキュ」
「いえいえ。しかし何があったんです?」
「こればっかりは誰にも言えん。あの男に口止めされてるから、もし漏らそうなら殺されるかも知れんし……」
「お二方、特にアスカ殿、正体不明の集団がこちらに向かっている。ご注意を」
すると、数人の男達が彼らの元へと現れた。竜二のステージ後、彼をつけていたグループである。
「……なんやあんたら?」
「八神竜二やな」
「え、関西弁?」
「オルァ!」
すると、その中の一人がいきなり竜二の頬を殴り飛ばす。そのまま竜二を引きずり、縄のようなもので縛ろうとする。一人がスタンガンを振り回しているため近づけない。彼女たちはプログラムであるためスタンガンではびくともしないが、それが竜二に向けられた場合どうなるかわからないからだ。
「囲め囲め!」
「なんなんですか貴方たち!?」
「お前らには関係ない!」
「ちょ、離せコルァ!何晒そうとしてんじゃい!」
見ると、竜二を縄のようなもので縛ろうとしていた。激しく抵抗するがどうにも動きが鈍い。ダメージがまだ抜けていないのだろうか。
「黙れ裏切り者が!」
「ああ!?何の話じゃ!」
「バックれようったってそうは行くか!殺ぐゥッ!?」
「兄貴!?」
すると、シグナムがその中のリーダー格を殴り飛ばした。プログラムであるためか、アルコールの影響を受けなかったのだろう。
「それ以上手を出すようなら、私が貴様らを殺すぞ」
「関係ない人間が出しゃばるな!これは俺達のチームの問題や!」
「ならば襲撃する必要はなかろう。時間を変えて改めて話をしたらいいのではないか?」
「それどころやすまんところまで来てるんじゃ!部外者が余計な口出しすんな!」
「一々よそもんに答えたる義理はない!さっさと縛るの手伝ウェッ!?」
もう一人を殴ったのはアスカだった。
「シグナムさんから聞きましたね?それ以上の勝手は許しませんよ」
「お前ら……ええわこうなったら全員殺してまえ!」
「悪いが、それはできない」
そして、もう一人を木刀で殴ったのはシグナム。
「貴様の仲間なら全員眠っている。さぁどうする?このまま仲間を連れてここを去り、二度と我々の前に現れないというのなら、貴様
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